これからエンジニアとして何を学べばいいのか?英語はやっぱり必要?具体的にどんなメリットがある?

今日はこんな質問に答えたいと思います。

私自身20代後半から英会話の習得にとりくみ、いま海外生活で困らないくらいの英語力を身につけました。

もちろん英語習得には時間がかかります。けれどやはり時間を投資した分の価値はあったと感じています。今回はそんな私の経験からエンジニアが英語を身につけるとどんなメリットがあるのかまとめてみました。

結論からいうとエンジニアが英語を身につけることで具体的に3つのメリットがあります。

1. リーチできる情報が圧倒的に広がる。
2. 最新のWebサービスが理解できる。
3. 収入があがる(転職に有利/仕事の幅が広がる)。

ひとつずつ説明します。

エンジニアが英語を身につけると得られるメリット

1. リーチできる情報が圧倒的に広がる。

ご存知のとおり英語は世界共通語のような役割を果たしており、当然ながらインターネット上の情報量も日本語のそれとは比べものになりません。

日本語ではなく、英語でぐぐる。たったそれだけの習慣を身につけるだけでもそのほか大勢の日本人エンジニアとは差別化できます。たとえばYoutubeで「Ruby code」と調べてみてください。世界中のエンジニアが無料で有益は情報を発信しています。その情報量は日本語の比じゃありません。もちろんこれはプログラミングに限らない話です。

2. 最新のWebサービスが理解できる。

これ1の情報量が増えるということに関係しますが、将来的に自分でサービスを立ち上げる、面白いサービスをいちはやく知りたいという方はぜひ英語でいろいろと調べてみるといいです。

日本のIT業界はいまだにタイムマシン経営(外国で成功したビジネスモデルを持ち込む/主にアメリカ)が主流なので日本でいまが旬といわれるサービスのほとんどは数年まえにすでに英語圏で流行ったものです。将来的に自分でサービスを立ち上げたい方は日本のスタートアップをみるのではなく英語で調べましょう。

うまく持ち込めれば日本市場は規模があり、日本文化という特殊な環境/言語があるので外国企業の参入障壁も高いので成功すれば大きいです。

3. 収入があがる(転職に有利/仕事の幅が広がる)。

当然ですが英語力は収入といまだ相関関係があります。もちろんこれは英語力があればいいといった話ではなく、スキル+αで英語を身につけると収入があがるという意味です。そういった意味ではいま現在エンジニアとしてのスキルがある皆さんにとって英語力はそのまま収入に直結するといっても過言ではありません。フリーランスの方はクライアントが世界中に広がるので案件を選ぶ幅がひろがり経営が安定します。

もちろんビジネスレベルの英語力を身につけるのは簡単ではありませんが、英語力ば将来必ずあなたの年収を底上げする「資格」みたいなものです。将来のためにつぎにどの言語を学ぼうかお悩みの方は是非「英語」を選ぶ魔性。時間を投資する価値のある「言語」であることは間違いありません。

でも自動翻訳機がますます発展すれば英語力はいらなくなるんじゃないの?とお考えのかたもいるかもしれませんが、あなたは日本語が話せる外国人と、翻訳機で日本語を話すを外国人のどちらと働きたいですか?私はキャリアコンサルとしてAI時代だからこそ対面コミュニケーション能力/コミュニケーションの温度感が重要になる時代になると考えます。なんにせよここ10年はまだまだ英語能力は必要になるのでご心配なく。

英語を身につけることで得られる本当のメリットとは。

ここで私個人の話をすると先にあげた3つのメリットより、エンジニア以前に人として英語力は人生を豊かにしてくれるものだと感じています。英語は自分の知らない世界に飛び込む運転免許のようなものです。

今まで自分が知らなかった世界、知らなかった人々とコミュニケーションをとることができる。もちろん海外旅行にたいした英語力など必要ありませんが、深く関係を築いていこうと思えば言語は大切です。いまこうして世界各地でノマドワークができて、さまざまな人と触れ合えるのも英語力あってのこと。

とくにエンジニアはノマドワークと相性がいいのでフリーランスになって世界各地を旅しながら働くことも簡単にできる時代です。ぜひ、エンジニアの皆さんは「プログラミング + 英語 = 世界を旅して自由に働く」を体験してもらいたいと思っています。

結論:あなたが次に身につける言語は「英語」です。

これは主観的な意見ですがプログラミングを身につけたエンジニアのみなさんにとって外国語学習というのはすごく身近な存在というか、比較的身につけやすいのではないかと思っています。英語というと学生時代の苦い思い出が蘇る方もいるかもしれませんが、実際にはプログラミングの学習にとてもよく似ています。

・大部分の人が身につけられないで終わる。
・文法があってそれを組み合わせる(それと単語の組み合わせ)。
・文章はセンテンスの連続にすぎない。
・勉強ではなく体で習得していくもの。

簡単にいえば語学とはプログラミングのように「組み合わせ」にすぎないということです。それとこれが大事なところですが「勉強」ではなく「習得」する技術という点です。さらにモチベーションの部分でいえば「勉強する」ではなく「作りたいものがある(話したい)」からはいったほうが身につくというところも似ています。

なので個人的にはいまエンジニアとして活躍されている方はすでに外国語をひとつ身につけている、身につける過程をしっているのでメンタルのブロックさえ外さればわりと簡単に習得できます。

最後に、英語学習をはじめるにはあたってお金はやはり大きなモチベーションになるので英語力を身につければどのくらい収入が変化するのかエージェントサイトで確認してみることをおすすめします。