英会話を習い始めると「もっとネイティブと話をしてみたい」と思いはじめるのは自然なことですよね。英会話学校だけでは時間も限られているし(もちろん予算も)、とはいえ街中で外国人の友達をつくるのはなかなかハードルが高い・・・。私自身もなにかいい方法はないかと探していたときがあり、辿りついたのが「Italki」です。
しばらく使ってみて「italki」やっぱりいいなと改めて思います。なので今回は「もっとネイティブと会話をしてみたい(ただし無料で)」というかたに「italki」の利用方法にくわえて、私自身の経験から導いたいくつかItalkiを利用するうえでの実践的なTipsを紹介したいと思います。
Italkiってなんだろう?
Italkiとは、簡単にいえば世界中の言語学習者仲間と出会えるプラットフォームです。もちろんプロフェッショナルの教師をさがすこともできますが、今回ご紹介するのは互いに言語を教えあうラングリッジパートナーを探すことができる「ラングリッジ・エクスチェンジ」というものです。
ラングリッジ・エクスチェンジとはお互いの母語を教えあうラングリッジパートナーを探して、たがいの予定があえばスカイプなどでトークしよう!といった相互学習サービスです。
もちろん英語以外にもスペイン語、イタリア語、フランス語、などたくさんのネイティブスピーカーが登録しています。私の場合は、英語を学習中なので「英語が母語」で「日本語を勉強中」パートナーを探しました。英語が母語の方の国は世界中にたくさんあるので、国ごとにパートナーを探すこともできます。留学先や転勤先がきまっている方はその国のアクセントになれておくという意味でも、移住先の国のパートナーをさがしてみるのもいいかもしれません。
ラングリッジ・エクスチェンジの利用方法
利用方法はとっても簡単。
2. 自分が学習したい言語のラングリッジパートナーを探す。
3. メッセージを送り、予定をあわせてトーク開始。
もう少し具体的に説明します。
1.Italkiに登録する。
SNSのアカウントで登録することもできます。プロフィールの内容はまず自分の学習したい言語、自分が話せる言語(母語)を選択します。プロフィール欄は簡単でいいので英語(習いたい言語)で書いておくといいかもしれません。あとは自分の趣味や興味についても書いておくといいと思います。
2.自分が学習したい言語のラングリッジパートナーを探す。
登録が済んだら、さっそくパートナーを探しましょう。自分が学びたい言語、相手が学びたい言語を選択して検索するとたくさんでてきますので、プロフィール写真や記載内容を確認してパートナーになりたいと思う人を探します。
検索してみると、いろんな国の人が登録しているのでみているだけでわくわくします。画像の検索結果は英語を学びたいのでパートナーの母語が「英語」で「イギリス」出身者。
正直この段階では、どの人がいいとかまったくわからないのでなんとなくになってしまいますがまずは何人か候補をだしてみてとりあえずメッセージをおくってみましょう。
3.メッセージを送り、予定をあわせてトーク開始。
私の場合は以下のようにメッセージを送っていました。文章つくるのが面倒であればこのままコピペして使ってください。
I am Japanese native speaker.
And I’m looking for language exchange partner who can chat on Skype.
If you can it , I want to chat with you.
thanks!
メッセージを送ったからといって全員から返信があるということは少ないと思いますが(しばらくログインしていない人もいます)、5人くらいに送れば誰かしらメッセージを返してくれると思います。
メッセージをやりとりしてスカイプIDを交換し、予定を調整します。予定通り時間がくればどちらかからコンタクトをとって会話スタートです。またこちらからメッセージを送らなくても、登録してるだけでちょこちょこ外国の方から以下のようなメッセージが届きます。
メッセージの返信率をあげたいと思う方やメッセージをもらいたいと思う方は、送る側の判断基準のほとんどがプロフィール写真とプロフィールの内容に限られるのでそこを充実しておくとメッセージが届きやすくなると思います。
Italkiの良いところ
次に実際にItaikiを使ってみての個人的な感想を紹介したいと思います。Italkiをつかってみて改めてここが優れているなと思う点は大きく3点です。
2. 自宅でできる(主にスカイプを使用するため)。
3. いろんな国の人と会話できる。
1.「モチベーションの高いネイティブ」と無料で会話ができる。
これはいまさら言わなくてもいい話かもしれませんが、やはり無料でできるというのはありがたいです。それと互いが学習者であり学習に対するモチベーションが高いというのも大事なポイントだと思っています。外国人の友達ができたとしても向こうは別に学習者ではないのでいちいち間違いを指摘してくれることもないですし、いろいろ教えてくれというのも頼みにくいですからね。そういう意味でお互いが学習者というのは良いことです。
2.自宅でできる(主にスカイプを使用するため)。
これはオンライン英会話を受講しているかたにとっては普通のことかもしれませんが、教室で英会話のレッスンをうけている方にとってはとても便利に感じると思います。たまーにスカイプの回線(アラスカの近くに住むカナダの方とスカイプした時遅かった・・・)が悪い時もありますがほぼ大丈夫です。
3.いろんな国の人と会話できる。
これも大きなメリットだと思います。ネイティブとひとことでいってもアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、英語圏の国はたくさんあります。それぞれアクセントもちがうので特定の国のアクセントになれたいというかたにとっては非常に大きなメリットになると思います。学習者用の教材はほぼアメリカかイギリス英語になっているので。
Italkiを利用するうえで工夫が必要なこと
そもそも無料で利用できるので、デメリットというと大袈裟ですがお金を払っていないぶん効果的にItalkiを利用できるかどうかは自分の工夫次第です(だれかが勝手にレッスンを勧めてくれるわけではありませんので)。お金を払ってうけるレッスンにくらべて、つまずきやすいポイントをいくつか紹介したいと思います。
2. レベル、モチベーションを含めた相性が大事。
3. あくまで互いにアマチュアです。
1.アポ&時間調整が少し面倒
これは最初とくに気をつける必要があります。メッセージをおくっていざ時間調整となるとオーストラリアあたりだとまだあまり時差はないのですが、カナダ、アメリカ、イギリスとなると大きな時差があります。また横にながい国(アメリカ、カナダあたり)は地域によっとも時間が違うので注意する必要があります。わたし自身、いつも会話していた相手と突然時間が合わなくなり気まずくなった事がありますが、じつはアメリカ時間がサマータイムに変わっていた!なんてこともあったので時差にはとくに注意しましょう。
また、自分の都合のよい時間が相手の国では深夜ということもよくあることなので、そのあたりでなかなか時間があわないこともあります。なので時差があるなかで互いの時間があうパートーナーをみつけることが最初のハードルになると思います。
2.レベル、モチベーションを含めた相性が大事。
これもかなり重要です。プロのレッスンをうけているわけではないので相性があわないとなると続ける理由がなくなります。単純にどちらかが何か違うと思えば連絡が途絶えてそこで関係終了です。性格もそうですが、興味あるトピックがにているというのも重要かもしれません(なので事前にプロフィール欄に趣味や好きなトピックを書いておくといいと思います)。
それとやってみてわかったことですが互いの学習レベル&モチベーションが違いすぎるのもよくない気がします。とくにモチベーションですが、自分は結構まじめに取り組みたいと思っていても相手は軽いトークを楽しみたい人だったりすると目的が違うのでなかなかうまくいきません。このあたりはやってみて、自分にあう人を探すしかないと思います。
3.あくまで互いにアマチュアです。
最後に、お互いプロフェッショナルな教師ではないので指導スキルがあるわけではありません。自分も母語(日本語)を教えるのがこんなに難しいのかと再認識しました。それとやっぱり友達感覚の約束ごとなので、正直約束した時間に連絡がつかなくてすっぽかされるということもよくありました。
そういうことも含め、良いパートナー選びがとても重要になります。
また、私は男性なのであまり心配することはないのですが、女性の方はほかのオンラインサービス同様ナンパ目的の男性登録者が少なからずいると思いますので、そういうのが嫌なかたは女性のパートナーだけと付き合うことをおすすめします。
以上をふまえ、次に自分なりに試行錯誤して導いたItalkiをうまく利用するための実践的なTipsをご紹介したいと思います。
Italikiを上手く利用するための実践的な5TIPS
2. 献身的になる。自分から
3. 固定の日時をきめる。
4. 宿題を出し合う。
5. Google Driveを利用する。
1.相性がいい人と出会うまで続ける。
上記で説明しましたが、Italikiを続けていこうと思うとここがとても大きなポイントになると思います。一人、二人やったくらいではなかなか自分にぴったりあう人(性格、時間、モチベーション、レベルなど)と出会うのは難しいかもしれません。
ただいくらやってもお金がかかるわけではありませんので「お試し」の時間は英語で話すことができる!くらいの気持ちでまずはいろんな人と時間をあわせてやってみることをおすすめします。相性がいいかどうかは結局、どちらかが「なんだか違う」と思った時点で次はないので、自然と続き始めたらその人とはうまくやっていけるということだと思います。なので数をやらなきゃ絞れません。
2.この人だと思ったら自分から献身的になる。
外国人どうしといえど、そこはやはり互いに人間なのでこの人とこれからもやりたい!と思った人がいたら自分から相手にニーズに積極的に答えていくのがいいと思います。やっぱりやっていてやりにくいと思う人は自分の課題ばかり優先する人で、みんなWIn-WInの意識が少ない人とはやりたくありません。逆にこの人、自分のレッスンのことをとても考えてくれてると思う人にであうとまた次にやりたくなる、というのはどこの国の人も一緒だと思います。
3.固定の日時をきめる。
続き始めたら固定の日時を決めましょう。いつもこの時間にやるとお互い決めれば、それが生活のルーティンになりますし、あまり時差のことを考えなくてもいいのでおすすめします。
4.宿題を出し合う。
宿題を出しあうことで互いのモチベーションがあがります。次の約束までにやっておかなければと約束の日にむけて緊張感もでます。私の場合、最初は自分のことを紹介する意味もこめて、自分史のようなエッセイを書いていました。
自分のことを書くので何を書こうかと悩み必要もありませんし、自己紹介というのはどこにいっても必要になるので書いて整理しておくととても何かと便利です。そのうえ、相手には自分のストーリーを語ることで親近感をもってもらえます。小学校時代、中学校時代と区切って書いていくことでパートナーも早く次が読みたい!と喜んでもらえるのでたくさんメリットがあったと感じています。
トークのときの使い方は、文章を添削してもらいながら、自分が音読してみて発音などを直してもらっていました。この方法はおすすめです!
5.Google Driveを利用する。
最後により実践的な方法としてGoogle Driveをつかった方法をご紹介します(スマホ利用だとむずかしいです)。今この方法が自分のなかでベストな方法だと思っています。
スカイプを利用しているとチャット機能を使うことが多いと思いますが、チャットですと間違えた綴りがそのままおくられてしまったり、履歴が流れてしまい復習がしにくいという欠点があります。それに長文や大きなファイルを送るのにも向いていません。
そこでいま利用しているのが「Googel Drive」です。使い方はいたってシンプルでパートナーと共有するフォルダ(ex: Takeshi-Steve)をつくり、そのなかに「Takeshi’s Folder」「Steve’s folder」をおきます。そのフォルダに互いのデータや宿題でかいたエッセイをおくことで添削もしやすくなり、ファイルの容量も気になりません。
またトーク中にフォルダにいれたファイルを共有しながら開くことでリアルタイムで添削してもらうこともできます。私の場合はトーク後に添削してもらった自分史をネイティブのパートナーに音読してもらいそのファイルもDriveのなかに置いてもらい復習としてシャドーイングしています。この方法を確立してからトーク&勉強効率が格段にあがりました。
こんな人におすすめです& 私の利用方法
・ネイティブとの会話、発音になれたい人
・お金がないけどなんとか英語を実践する機会が欲しい人
・単純に外国人の友達が欲しい人。
・異文化を学びたい人。
上記のようなニーズがある方にItakiはとくにおすすめです。
私の場合はフィリピン人教師のオンライン英会話を2年ほど続けていて「少し伸び悩みはじめたこと」と「授業がマンネリかしたこと」それと「ネイティブ(特にアメリカ)の発音になれたかった」ためにItalkiに挑戦することにしました。
結果として一人とても相性のあう人が見つかり、その方と週1回時間をきめてスカイプをしています。それが日々の英語学習の中でとてもいい刺激になっているのでこれからも関係を続けていければと思っています。
Italkiの場合、学習効率は自身のやる気ややり方に依存しますが相性のいい相手がみつかって互いに切磋琢磨(ぜひ上記の宿題&Googleドライブのテクニックをつかってみてください)できれば劇的に語学力も伸びてきます。
またお互いがまったく話せない(または自分がまったく話せない)とそれはそれでちょっと会話を続けるのが難しいので、簡単な受け答えができるレベルくらいから始めるのがちょうどいいかもしれません。私はラングリッチというオンライン英会話を続けながらItalkiを始めました(なのでこれから英会話をはじめるかたはオンライン英会話をまずはじめてみることをおすすめします。私のおすすめはラングリッチです)。
追記:Itakiのその後・・・
スカイプ英会話&Itakiをたまに続けて・・とやっていましたがいよいよ伸びの限界がきました。一番はマンネリでしょうか。それとなんとなく通じてしまうのでそれがよくないなと思い始め、これはいくら続けてもビジネスレベルには到達しないと強い危機感を感じたことから勉強方法を変えました(たしかにフィリピン英会話でビジネスレベルコースもありますがネイティブがビジネスで使うレベルとは別物です)。直近で正確に英語を話さなければいけない機会がありこれはやばいと思い・・。
これが大正解でした。何をやったかいうと
です。筋トレのほうが有名ですが英語もあるなんて!と思い、無料カウンセリングをうけてさっそく開始(30日無料保証があったので)。個人的な目標として「なんとなく英会話からの脱却」を掲げ、短期集中で鍛え上げました(詳細はまた別記事で紹介します)。筋トレのほうはよくわかりませんが英語の方はおすすめです!
伸び悩み、課題が明確な人はやってみることを強くおすすめします。
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