「フリーランスになったけど仕事が続くか心配」「もっと安定して案件を獲得したい」「フリーランスで活躍したいけどどうやって案件を獲得するんだろう?」
この記事はそういった質問に答えたいと思います。
記事の内容
- 【結論】フリーランスWEBデザイナーの案件獲得方法
- 【具体的】フリーランスで効果的な必要なマーケティング&営業
- 紹介されるためのちょっとしたコツ
独立して早10年そこそこ。
ここ何年かはコンサルティングが仕事のメインでしたが、最初のうちはくる仕事をなんでもやっていました。フリーランスというのは一度信頼されると、これはできますか?これもできますか?と仕事がくるようになってきます。
私自身、WEBデザイナーというわけではなかったのですが代理店時代にWeb周りが詳しかったことで「サイト作れますか?」と頼まれ「はい」と答えたことをきっかけにキャリアの初期はかなりの数のサイトを自分で作って納品していました。途中からそれでは効率が悪いので広告代理店業のように仕事を振る側になり、最後の方はせいぜいやってもディレクションのみになりました。
ちなみに企業の発注側として本格的なサイトを作るときは自社サイトを腕利きのデザイナーさんにたのんだりしたこともあります。
つまり、キャリア的には
①WEBデザインを請け負うデザイナー
②WEBデザインの仕事を振る側&ディレクションする側
③WEBデザインを発注する企業
の3つのポジションを経験したことになります。
今回はそんな私の背景をもとに「WEBデザイナーの案件獲得方法」について書いてみたいと思います。
【結論】フリーランスWEBデザイナーの案件獲得方法
結論からいうと効果的で重要なのは3つだけです。
- コンテンツマーケティングを始める。
- WEB制作会社に直接営業する。
- 案件紹介サイトに登録する。
本当は「人の紹介」が一番ですが「そもそもそれがまだない」「紹介だけでは不安だから」この記事を読んでいると思いますので、今回は上記3点を中心に説明します。3つの営業活動は同時平行でしっかり中長期的に視野でとりくんでいきましょう。根気よくとりくむことで徐々にあなたを紹介する人の分母がふえて「紹介の連鎖」が始まり、いつしかあなたは仕事が途切れなくなる人になります。
ではひとつずつ説明します。
1.コンテンツマーケティングを始める。
いきまりマーケティング用語かよ!デザイナーだからマーケよくわからないんだけど。そんな声が聞こえてきそうです。しかし厳しいことをいわせていただければフリーランスのデザイナーとして独立したからには個人事業主であれ、代表取締役であれ、あなたは立派な経営者です。
言い方は露骨ですがあなたは「あなたという商品」を売っていく立場にあり、営業力&マーケティング力がなければデザイナーのスキル以前に大前提として仕事がもらえないので生活できません。なのでもしこのへんがわかっていないようであれば今、意識を変えてください。デザイナー以前に、経営者。このマインドセットは超重要です。
でも安心してください。この記事ではコンテンツマーケティングの専門的な突っ込んだ内容のことを書くつもりはありません。やることはとっても簡単。まずはあなた自身を紹介するWEBサイトとSNSのアカウントを作りましょう、ってだけです。
やることはたった2つ。
- ワードプレスであなたのWEBサイトをつくる。
- SNSの仕事用アカウントを取得する。
WEBデザイナーのあなたからすれば簡単なことですよね。いまは凝ったデザインなどはいらないので、とりあえずさくっと作りましょう。SNSはどれをやるかですがWEBデザイナーに相性がいいツイッターとインスタでいいです。どちらか迷ったらツイッターをやってください。
このサイト&SNSの初期の目的は「潜在的なクライアント(仕事をふる立場)」の人にあなたの人と作品を紹介するためのものです。それができれば徐々に記事を増やしていって、最終的には「仕事を受注するため」と「アドセンスなどのWebからの収益経路を増やすため」といった役割もになるはずです。
仕事用サイト&SNSでどういったコンテンツをつくればいいのか。
最低限必要なページ(ワードプレス)
- 私について(キャリア/あなたのストーリー)
- Webスキル
- ポートフォリオ
- 問い合わせ先
- +人柄がわかるブログを始める。
これだけでOKです。SEOとかはいったん忘れましょう。詳しい方ならいいですがいまそれを意識しすぎると話がややこしくなります。そのうち余裕ができたら考えるくらいでいましょう。
投稿する内容については「誰向けに書くか」をイメージできれば決まります。
・制作会社の人にアピールしたい。→スキルアップ的な内容
・ターゲットの業界にアピールしたい。→その業界でWEBをつかってCTAがアップするノウハウなど。
なんてイメージをもってやるといいと思います。
SNSも同じように投稿のトーンをあわせてください。普通にいまはツイッターとかで仕事が来るので(私もよく頼んでます)。あとデザインですが、デザイナーなのでセンスあるほうがいいですが人がいる感のほうがもっと大事です。そこを押さえておくていいと思います。
こんな心配をされている方はどうすれば?
話はわかるが実は紹介するほどポートフォリオがない、またはスキルに自信がないという方はさきにサイト制作しながら「ポートフォリオ」ふづくりと「スキルアップ」を行いましょう。
実績が乏しい方
→ランサーズなどでまずは見せれる実績を作りましょう。
スキルに自信がない方
→プログラミングスクールでスキルを身につけましょう。
2.WEB制作会社に直接営業して案件を獲得する。
営業やったことない!って思った方。そんなに難しく考えないでください。やり方は簡単です。
手順は以下の通り
- 「地域名+WEB制作」「業界名+ホームページ制作」で検索
- SEOで上位のところからリストを作成する。50社くらい。
- 自己紹介メールを送る。
だけです。メール内容は「はじめまして。フリーランスでWebデザイナーをしている〜〜です。」と丁寧に自己紹介して「仕事請負ます」的な内容を書いておけばOK。
そんなメール送っては失礼では?と思う方もいるかもれしれませんが仕事を振る側からすればぜんぜんWelcomeです。むしろ会ってみたいです。いざというときに仕事をふれる人のストックをもっておくのに困ることはひとつもありませんので。
WEB制作なんてもう下火だし仕事ないよーって思う人もいるかもしれませんが忙しい会社はまだまだ忙しいです。とくにSEOで強いところは仕事たくさんあります。
あなたからすればメールを送るだけなので何も損することはありません。その際、あなたのWEBサイト、SNSのリンクをしっかり紹介しておけば先方もあなたがどんな人かすぐにわかるので安心です。なのでWEBサイト&SNSは必須なんです。
50通くらいを目安に連絡してみましょう。騙されたと思ってやってみてください。
たぶん少なくとも数件はお会いしましょうメールが返ってきますよ。
3.フリーランスWEBデザイナー向けの案件紹介サイトに登録する。
これは絶対やってください。基本中の基本ですが案外やってない人多いです。今大丈夫だから・・・。その気持ちわかります。でもフリーランスの仕事が途切れるのはいつだって「突然」なんです。
つまり「保険」としていま必ず登録する必要があります。案件が紹介してもらえるというメリットはもちろん、今の相場観やどんな案件が人気なのかもわかります。少なくとも案件紹介会社とつながっておくだけで相談できる相手となるので有効です。
案件サイトといえば先に紹介したランサーズなどが有名ですが単価が低いので、キャリアの初期だけには有効ですが本格的に稼ごうと思うえば高単価の案件が多いサイトに絞っておけばいいと思います。
そんなにたくさん登録する必要はありませんが、以下のサイトは登録必須です。
以下の記事も参考になります。
フリーランスの最強の案件獲得方法「紹介について」
以上、3つの案件獲得方法を紹介してきましたがそれでも結局フリーランスの案件獲得方法で最強はまちがいなく「紹介」です。すでに一緒に仕事をしたことある人から紹介は大きなアドバンテージになります。
良い仕事をすれば紹介してもらえる!というのは一理あるんだけど紹介しやすくなる工夫もしておくと尚よい。たとえば自分を紹介してくれるときに「一言で紹介できるフレーズ」と「実績がみえるアーカイブ」を用意しておく。そうすると紹介の導線がスムーズになるよ。#フリーランス #営業方法
— Yutaka Ando@フリーランスの経営戦略 (@AndoGlobal) August 29, 2019
ただそこでもコツがひとつあります。それは「紹介のしやすさをきちんと構築できているか」です。たとえば既存のクライアントが「WEBデザイナーで良い人いるよ」と紹介してくれるときに一言で「どういう人」というフレーズをもっているか、そのあと紹介された人があなたを確認するための「WEBのアーカイブ(SNS/サイト)」などがあるか、ということです。
その導線がしっかりしていればあなたはますます「紹介されやすい人」になり紹介の連鎖がとまらなくなります。逆にそれがないと腕はいんだけど、なかなか紹介しずらい人になります。
ここ大事なのでしっかり押さえておいてくださいね。
それでは今日はこのへんで。
それではまた!