「フリーになったけどWEBデザイナーという職業の将来が心配」「仕事がいつ途切れるかわからないから、不安でしかたない。」「もっと収入を安定させたい。もっと稼ぎたい」
この記事はそういった悩み&質問をお持ちの方向けの書いてみました。
記事の内容
- 【実録】フリーランスのWEBデザイナーが収入を劇的に安定させる方法
- 収入を安定&増加させる具体的なビジネスモデルの構築方法
- WEBデザイナーの収入を増加させるビジネスキャリアの考え方
私は独立当初、自分の意に反してWEBデザインの案件をたくさんやっているうちに「WEBデザイナー」的な存在になっていました。しかし単価も低く、仕事も安定しないし労働生産性もわるいし、収入も安定しないしと不安だらけでした。いつ仕事途切れるかわからない恐怖と戦っていました。
そんなときにどうすれば収入が安定するのか?と考えて試した方法を今日紹介したいと思います。このビジネスモデルに変えたことで安定して年収1000万を超えることができました。
今日は実際に私が試した方法を紹介したいと思います。
【実録】フリーランスのWEBデザイナーが収入を劇的に安定させる方法
結論からいうと仕事の難易度&単価を考慮して二つの請求方法を用意してください。
- 低単価の仕事 →月額定期で契約して収入を安定させる。
- 高単価の仕事 →高単価仲介サイトに登録して収入を大幅にあげる。
簡単にいうと単価が安い仕事はパッケージ化して作業効率をあげてお客さんも買いやすい価格で提供する。それで収入を安定させつつ高単価の案件を獲得して収入を大きくあげる、という方法です。
では詳しく説明していきます。
WEBデザイナーの収入を安定させる【低単価の案件】の獲得&請求方法。
フリーランスになって最初は知人のツテをつたったり、友人の会社だったりと営業しはじめてすぐにわかることがあります。それはみんな恐ろしくWEBに対してお金をかける概念をもっていません。いまって無料でWEBサイトつくれんでしょ。じゃ、5万でやってよ、とか。ふざけんな!友人価格で10万円でやるよ、みたいななのに超修正多い、文句多い。時間単価考えたら商売になんかならない!どうやって生活すりゃいんだよ!なんて思ってませんでしたか?
はっきりいって40万円でも1ヶ月かかる仕事だったらわりにあわないですよね。でも実際はフリーランスのWEBデザイナーの平均年収は300万程といわれているのでその価格でいつ仕事が途切れるかわからない状態で頑張ってるんです。基本的に小さな会社からWEB制作を受注してそれだけで生活するのは大変です。先方だって30万も払いたくありません。
であればWin-Winになるようなパッケージを作ればいいんです。
月額9800円が中小事業者に響く2つの理由
理由1_小さな会社の予算はほぼ個人の予算と一緒だから
個人商店〜従業員10人規模の会社の予算は個人の財布の感覚と一緒です。ですからWEBサイトに数十万払うって結構大きな買い物なんです。
たとえばあなたのお母さんが趣味でピアノ教室をやっています。いくら払うと思いますか?50万は高すぎですよね。でもワードプレスでブログの投稿方法を教えてあげて、困ったら相談乗りますよ、お支払いは月々払いで7800~9800円くらいだったらどうでしょう。契約してくれそうですよね。
簡単にいえばページは簡単につくって「WEB顧問」みたいなポジションをとればいいんです。サーバー&ドメイン代込みで15000円の定額支払いが理想ですが7800〜9800円(地域差あり)だとぐっと契約しやすくなります。これだとお客さんはインターネットとかスマホ代金と同じ感覚です。そういったお客さんを1年かけて20人見つけることができれば「15000円×20人=30万円」の安定収入になります。
理由2_まだまだWEB制作のニーズはあるから。
「WEB制作なんて下火だろう。いまは無料でWEBサイトが作れる時代だし」
そう自虐的になる気持ちはわかります。たしかに否定はしません。しかしそれはあなたがWEB業界にいるからひしひしと感じることで実際はそんなことありません。まだまだチャンスがあります。じつは統計的には中小企業の60%は自社のWEBサイトすらもっていないことがわかってます。この比率は地方にいけばもっと下がります。
じつは事業者のほとんどがWEBサイトを欲しがっています。欲しがっていますがまとまったお金を払う、見積もりという概念が怖いのです。理由は「なんとなくわからないから怖い」「高い。見積もり怖い」です。なので「わかりやすいパッケージ」で「相談にのれる感」をだすことがかなり有効なんです。
導入&継続してもらうための2つのポイント
ポイント1_パッケージ化してコンテンツ重視
ページは7ページくらいでパッケージ化してください。それとオリジナルのデザイン性よりコンテンツを重視してください。デザインはいくつかテーマを用意してその中から選んでもらってください。デザインは意見が抽象的ですし、凝り始めると終わりません修正が増えて時間をロスします。
いまはお客さんのほとんどがスマホでみるのでデザインより中身です、と伝えればすんなり伝わります。なのでコンテンツを作るときにしっかり相談にのってコミュニケーションを深めてください。話をしっかり聞けば、そちらのほうが響きますし、喜びます。コードを書くより中身をしっかり。外はパッケージ化する。これがコツです。
ポイント2_顧客満足度がすべて
継続してもらうために、接触回数を増やすことと、役立つ情報を与えるのがポイントです。定期的にメルマガもしくはニュースレターを発行するといいです。クライアントが欲しがるのは、他社の成功事例、マーケティングアイデア、そこに商品の案内(SNS,Googleプレイスの運用とか)。それとあなたの個人的な日記です。人は人の温度を文章から感じとれると共感しますし、親しみがわきます=解約しにくくなる。
それとこのニュースレターは「教育」的な意味があり、人は情報が増えるとものが欲しくなるので継続して発行するのがポイントです。売上が伸びる事例などが書ければ、IT投資の意味がわかってくるのでとなると経営者は投資します。
つまりこの9800円の商品はフロントエンドの商品&顧客リストを育てるくらいの気持ちでもいいです。するとある程度まとまった額の発注がはいってきます。
WEBデザイナーの収入を増加させる「高単価の仕事」の獲得方法。
高単価の案件を獲得する方法の代表的なものは大企業案件などがありますがだいたいが大手の制作会社にいくか、コンペなどでとりあっています。制作会社の下請けとして受けるという方法もありますが、正直単価そこまでいい金額にはなりません。
また個人営業で単価50万以上のサイトになると個人商店レベルでは出しにくい金額ですし、正直売上が数億ある中小企業でも費用対効果が実感できないと社長がOKサインをだしません。50万ってそんな高くないよと思われるかもしれませんが「で、おたくに頼んだらいくら儲かる?」というのが社長の感覚です。売上10億くらいまでの会社はこの感覚があります。
マーケ&プレゼン自信あり、ならばこのあたりの案件をとるといいと思いますが結構難易度高いです。なのでまずは以下の方法を確実に試してください。
高単価案件は仲介サイトを利用する【間違いなし】
結論をいうと単価が高い案件は高単価の仲介サイトを利用するのがもっとも効率がいいです。コンペは得意不得意があると思いましが、仲介サイトであればそこは関係ありません。ランサーズなどはキャリアの本当の初期ならばありですが、それ以降は単価が安いので時間給を考えたら控えた方が無難です。
レバテックなどはコーディネーターさんもいて案件を詳しく紹介してくれたり相談のってくれるので是非登録しておきましょう。WEBデザイナーさんは意外と登録していない人が多いのでチャンスです。
登録するサイトはレバテック&クラウドテックがおすすめです。
まずはこの2つに登録してどのような案件があるか確認してみましょう。
>フリーランス案件紹介サービス【クラウドテック】

フリーランスの案件を幅広くあつかっています。>
レバテックフリーランス|フリーエンジニアの高単価案件情報サイト
業界最大手のひとつ。フリーランスのエンジニア、デザイナー、Web系の案件中心。コーディネーターが丁寧で好感がもてる。
以下の記事も必読です。
WEBデザイナーの収入を増加させるビジネスキャリアの考え方。
今回はサブスクリプションモデルで収入を安定させ、案件サイトで高単価案件を獲得しながら収入を確実にあげていく方法を紹介がメインですが、その先のビジネスモデルについて少し説明します。
3つあります。
- 仲介者になる。
- 得意業界をつくりマーケティングを学ぶ。
- スキルアップ:プログラミングを学ぶ。
1、仲介者になる。
サブスクリプションモデルで「WEB顧問」的な位置になれば、仕事の紹介はおのずと増えてきます。一般の方は誰に何を頼めばいいのかわからないのでWEBのことならとりあえずあなたに相談することになります。そのようにして案件が増えてくれば「仲介者」になってフリーの仲間に仕事をふっていきましょう。これがはまると劇的に収入が増えます。
2、得意業界をつくりマーケティングを学ぶ。
ニュースレターを発行して事例がたまってくるとあなた自信の経験値があがりコンサル的なことができるようになります(もちろんマーケティングも勉強してください)。そうなるとWEBデザイナー×マーケティングになるので一気に単価がかわります。とくに業界が絞り込まれているとかなり強いです。おすすめは大手が入りづらいところの「意外なBtoB」の業界。競争されないところを狙うのがコツです。あと助成金が出やすい業界と、こっそりいうと「6次産業」とか結構穴場です。
ぜひ、得意分野をつくりましょう。ノウハウがたまりやすくなります。友人で面白いところで神社/寺ばかり攻めている。ガールズバーばかり狙う人がいて驚くほど高い単価で仕事を受注していました。
3、スキルアップ:プログラミングを学ぶ。
1、2は対人スキルが必要ですが「自分はちょっと」という人はプログラミングを学びましょう。ご存知だとおもいますがWEBデザイナーで年収500万は稼げているほうですが、プログラマーになれば年収1000万がごろごろいます。WEBデザイナーのあなたはWEBの基本はわかっているのでしっかりとスクールで学べば(独学は絶対ダメ)すんなり身につけることができます。
まとめ:フリーランスのWEBデザイナーが生き残っていくには【未来のために今すぐ行動】
WEBデザイナーにとって1000万はあなたがプレイヤーで頑張る数字です。
しかし収益が安定し、仲介、コンサル、またはプログラミングまでできるようになると2000万も見えてきます。これは単純にあなたのWEBデザイナーとしてのスキルではなくフリーランスという経営者視点でビジネスモデルを変えれば達成できる数字です。
どちらにしても単純なWEBデザイナーではますます生き残りが厳しくなり、ビジネスモデルとして「くだり坂」であることは間違いありません。いま動けば1〜3年後大きく変わることができますが、いま動かなければ1年後どうなってるかわかりません。なのでこんな方法もあるんだねでページを閉じないでくださいね(笑)。
行動しないと何も変わりませんし、いまやれば1年後劇的に変わっています。フリーランスという経営者である以上、目の前の忙しさにかまけて未来のタネを蒔くことをおろそかにしないように、日々目標を見据えて生きましょう!
それではまた!