
今日はそんな質問に答えてみたいと思います。
この記事の内容
- フリーランスエンジニアに向いている人の特徴
- 向いていない人はどうすればいい?
- フリーランスになるための最初の一歩とは?
エンジニアのキャリア相談にのっていると「それって転職ではなくて、フリーランスとして独立してみたらどうですか?」と答えることがよくあります。本人はそんなこと考えたことなかった!って感じなのですが、なってみるとすごくフィットすることが多々あります。
もちろんその逆もあります。フリーランスでなりたい!と思っても向いていない人がいます。それに関してはとめることはありませんが「向いてないだろうな」と思う人は、やってみてまたすぐに就職する人がかなりいるのも事実です。
今日は今まで何千という方の相談にのってきた私の経験からフリーランスになったほうがよい人、向いてる人の基準についてお話したいと思います。
5分くらいで読み終わります。
フリーランスエンジニアに向いている人の5つの特徴
フリーランスエンジニアとして独立するなら、こういった人が向いています。
2. 適応能力が高い人
3. コミュニケーション能力が高い人
4. 新しい挑戦が苦でない人
5. 責任感が強い人
こうやって書いてみるとフリーランスの条件というよりは仕事ができる人全般にいえる条件になってしましたが、これらの条件がなぜ必要なのかこの記事ではエンジニア目線で具体的にひとつひとつ解説していきたいと思います。
【経験談】フリーランスに向いている人はこんな人です。
1. 自己管理能力が高い人
これはフリーランス全般にいえることですが自己管理ができない人は仕事だけでなく、生活が崩れます。とくにエンジニアは夜型の人も多いので簡単に昼夜逆転の生活に陥り、健康面で仕事に影響がでる人が非常に多い。
これまで私はフリーランスになってスキルの問題ではなく、ワークライフバランスの問題でいきずまる人を何人もみてきました。健康に支障をきたしてしまうとフリーランスは何の保証もありませんのでその時点で収入が途絶えます。自己管理はフリーランスにとって必須のスキルといえるので将来フリーランスを目指すかたは、いまのうちから自分の生活を整える自己管理能力を意識して磨いていくことを強く推奨します。
2. 適応能力が高い人
プロジェクト単位で仕事を受注していくフリーランスエンジニアにとって素早くチームの一員になる能力は非常に重要です。噛み合わないと思って、うまく妥協点をみつけながらプロジェクトを遂行していく能力はとても大切。
コードを書くことひとつとって会社によって「お作法」が違います。そういうのを機敏に感じ取りながら適応していく能力はフリーランスエンジニアにとって必須の能力です。以前、非常に優秀なPHPプログラマー(誰もが知る外資のトップエンジニア)の方がフリーランスになったのを支援したことがありますが、その方は確かに飛び抜けたスキルをもっていたのですが常駐先で他人とあわせることができず結局3ヶ月ともたず契約解除となりました。
フリーランスというのは精神的に自由、柔軟な発想が求められます。現場の空気を読みながら、仕事をすすめる必要があるので波をみきわけ最大成果を発揮するサーファー的感覚が大切です。
3. コミュニケーション能力が高い人
2の適応能力にも通じるところですが「コミュニケーション能力」は非常に大切です。フリーランスになりたいという方の動機を聞くと「人間関係がわずらわしい」「自分がコミュ障だから」といった方がたまにいますが、そういう人はまずフリーランスに向きません。
フリーランスはサラリーマンよりもさらに高いコミュニケーション能力を求められます。具体的には2で述べたような適応能力もそうですし、自分から進んで情報をとりにいける、自分から進んでチームにはいっていけるコミュニケーション能力です。これがなければ常駐先でうまくやることも獲得したクライアントとの関係維持もできません。
ただコミュニケーション能力といっても幅広いので、もっと具体的にいえば「相手が何を望んでいるのか聞く力」です。プレゼンや、マネージャーとして伝える力より、聞き取る力のほうが大事です。なので無理して明るく振舞ったり、おしゃべりになる必要はなく、好奇心をもって相手に接する気持ちをもつようにしましょう。そこに2で説明した適応する力が加わることで、あなたはどこでもやっていけるフリーランスになれます。
4. 新しい挑戦が苦でない人
フリーランスになる以上、どうしてもサラリーマン時代よりも環境の変化が激しくなります。フリーランスにとって状況が変化することがあたりまえでそれと同時に自分も変化していくことが「安定」です(本当は時代が変化している以上サラリーマンもそうなのですが・・)。
なので、常に自分が成長、変化している環境に身をおきたいという気持ちがなければ長くフリーランスを続けることは難しいでしょう。逆に常に挑戦していることが苦でないのであれば、あなたはフリーランスの素質十分です。
5. 責任感が強い人
個人的には「責任感」がフリーランスでやっていくためには一番重要な素質だと思います。なぜかといえばフリーランスという働き方が認められてきたとはいえ企業にとってまだまだ「フリーランス=信用がない」という図式が少なからずあります。
たまに社内で優秀なエンジニアの方が「自分に直接頼んだほうが安くて確実。お客さんもよろこぶからフリーランスとしてやっていける」と勘違いして独立していますが、お客さんが会社に発注する金額のなかには「信用代金」が含まれていることを忘れないでください。
つまり何かあったとき「ケツを拭く」のは上司であり、社長であり、会社なのです。だから企業は企業に頼むし、大手は大手に頼むのです。同じ仕事をしてもフリーランスにはその「信用」がありません。なのでフリーランスにとっては信用は何よりも重要なもので、信用は仕事の責任感から生まれます。
なぜこれを力説したいかというと実際にフリーランスのほうが企業に発注するより仕事を途中で逃げ出したりトラブルになることが多く、そのため頼む側の企業はフリーランスに発注することを躊躇します。逆をいえば企業に頼むより低単価でかつ、信頼できる人物であれば仕事はいくらでもまいこんできます。
フリーランスにとって信用とはあなたのそのものです。それは仕事の責任感からうまれるものなので、その意識をもっている人だけがフリーランスとして成功します。
向いてなくても大丈夫。環境の変化で人は成長する。
さて今日はフリーランスに向いている人の5つの特徴というテーマで記事を書いてみました。正直、自分で書いていて結構ハードル高いことを言っているというのはわかっています。
けれど安心してください。いままでフリーランスになって成功してきた人が最初からこういう能力をもっていたかといえばそうではなくて独立してこの5つの能力の重要さに気づいていったというのが正しい表現になります(というより最初から揃ってる人などいませんでした)。
いまフリーランスとして成功している人も独立前(サラリーマンの時)にこれが身についていたわけではなく、フリーランスとしていままでと違った環境に身をおくことで、さきにあげた5つの重要性が身にしみてわかり、もがき苦しみながら身につけていったのです。なのでいまあなたがサラリーマンだったとして、5つすべてが揃っている必要はまったくなく、フリーランスになった時「意識して身につける」項目として覚えておくとよいと思います。
いまここで言いたい本質はフリーランスについて幻想を抱かないことです。自分だけのペースで好きにできて、誰とも関わらないコミュ障でも仕事できて、自分が好きなように生きられて・・という甘い世界ではありません。自由は責任を伴います。そこのところをお忘れなく。
フリーランスを検討するならマインドセットが重要。
最後にフリーランスを検討している方はいま一番重要なことを伝えておきます。それはマインドセットです。さきほど環境変化ということを書きましたが、まず自分の市場価値が客観的にいくらくらいなのか、転職市場、フリーランス市場でどこにいるのか。
そういうことを情報収集することです。また普段社内の人としか交流がない人は、エージェントなどにあってみて客観的な意見を聞いてみましょう。するといままで考えたこともない世界がひろがります。まずはそこからです。
応援しています。
それではまた!
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