
今日はそんな質問に答えてみたいと思います。
この記事の内容
- フリーランスエンジニアにまつわる誤解
- フリーランスエンジニアになったらわかる盲点
- どのようにすればフリーランスとして活躍できるのか
私は10年以上まえにフリーランスエンジニアとして独立しました。いまはキャリアコンサルとして転職だけでなく、多くのフリーランス志望者、またはフリーランスの相談にのってきました。そのなかでフリーランスに対する認識が誤解されてる、または意外な盲点にきづいていないというのが経験的にはっきりわかってきました。
なので今回の記事は『フリーランスエンジニアの現実』というテーマで「3つのよくあ誤解」と「3つの意外な盲点」について詳しく解説したいと思います。
結論からいうと、以下のような誤解と盲点があります。
フリーランスエンジニアに対する3つのよくある誤解
2. 経験不足ではなれない。
3. 各種の手続きが面倒
フリーランスエンジニアに対する3つの意外な盲点
2. スキルアップの不安
3. 自己管理の難しさ
これらはなってみないとなかなか実感とわからない事です。具体的にひとつひとつ説明しながら、私なりの解決策についても提案したいと思います。
フリーランスエンジニアの現実:3つのよくある誤解
1. 仕事&収入が不安定
これは営業活動、受注する方法、もっと露骨にいえばあなた自身のビジネスモデルによります。ITの現場で働いている方はわかると思いますが、基本的にどこもエンジニア不足です。ではなぜITエンジニアなのに仕事がない、収入が不安定といった状態に陥るのでしょうか。
それは端的に言えば営業力がないからです。そうは言っても仕方ないだろ!エンジニアなんだからと怒られそうですが、単純にフリーランスになって最初からすべての業務を自分でこなすのはやめたほうがいいということをここでは言いたいのです。
簡単に言えば「営業は営業は得意な人」に任せればばいいという事です。たとえばですがフリーランス向けのエージェントに登録するとか、製作会社と組むとか、営業マンと組むとか。そういうことです。はっきりいっていまの状態であれば少し営業ができる人なら、仕事をとってくるのは難しくありません。
なので、フリーランスだからといってすべて自分でやろうとしないことが大事です。
2. 経験不足ではなれない。
これはある程度本当です。たしかに未経験からいきなりフリーランスというのはハードルが高いです。しかし「10年は経験が必要」と言われたらそれはNOと言い切れます。
だいたい1年〜2年、しっかりと現場での経験があれば案件を獲得できます。実際に現場で働いている人はわかると思いますが最初の数年はたしかに実務のなかで急激に伸びていきますが、それ以降はかなり本人次第になってきて経験が長いからスキルが高いというわけではありません。経験が少ないから優秀ではないというわけでもなく2年でかなり高いレベルにまで成長する人もいます。
案件を振る側もそこはわかっていますので経験年数が長いから有能とは考えていないので問題ありません。なので現場で1〜2年の経験があればフリーランスになるという選択肢をもつことは十分可能です。
3. 各種の手続きが面倒
これもフリーランスあるあるです。たしかに会社勤めのときはいろいろな事務手続きを会社が代行してくれます。けれど個人事業主になって特別何がかわるかといえば確定申告くらいで、それまでにレシートをとっておくくらいです。
またサラリーマンからフリーランスになるときはエージェントを利用すれば、エージェントが丁寧にいろいろ教えてくれるのでそこまで心配はありません。そういった意味でも最初はエージェント経由で案件を獲得したほうが何かと助かります。
私が独立した頃より、いまはフリーランスの存在が広く認知されているのでいろいろ補助をしてくれる機関もありますし、クラウド系のサービスも充実しているので難しいことはほぼないのでご心配なく。
フリーランスエンジニアの現実:3つの意外な盲点
1. 孤独感に耐える辛さ
意外な盲点のひとつめは「孤独感」です。フリーランスというくらいなので自由に働くことを夢見てみなさん独立するのですが、自由と孤独は紙一重です。独立当初は職場での人間関係の煩わしさもないしなんて素晴らしいのだろう!と感じる人も多いのですが、徐々に付き合う人が限定されていくと孤独感が沸き起こります。特にエンジニアという職業は意識的に人と出会っていかないとパソコン1台で仕事が完結することも多く、孤独感が募りやすい仕事です。
2. スキルアップの不安
2つ目にひとりで仕事をしているとどうしても社会から隔離された感覚があるのでエンジニアとしてのスキルに不安を感じ始めます。技術の進歩が激しい業界なので新しいスキルをどんどんキャッチアップしていかなければ仕事はいずれなくなります。
会社で仕事をしていれば同僚と話をしながら、または営業マンからの案件相談なので時代の変化を感じやすいのですがフリーランスで仕事をしているとそういう機会が少なくなってきます。なのでキャッチアップしにくいというのもフリーランスエンジニアの盲点あるあるです。
3. 自己管理の難しさ
最後に自己管理の難しさがあげられます。たしかにフリーランスになると仕事さえしていれば何をしていても自由です。しかし人間は自由に弱いもので、多くのフリーランスエンジニアが最初の半年で生活が乱れます。昼夜逆転はまだよくて、酒が抜けないとか生活が乱れ始めると仕事にも影響をおよびます。職場にいけばみんなが仕事しているので自然と仕事モードに切り替わりますが、自宅やカフェで仕事をしているとそうもいきません。
また仕事を引き受けすぎてスケジュール管理できないというミスも起こります。フリーランスになってみて「会社のよさはみんなと仕事できることだ」と気づく人も多いのです。
【結論】「フリーランス」=「一人で全部やる」という発想を捨てる。
以上がフリーランスエンジニアへのよくある誤解と意外な盲点になります。ここまで読んでお気づきだとおもいますが、基本的にこの記事で言いたいことは「フリーランスだからといって一人で全部やらないこと」という話です。
フリーランスになったのでわずらわしい人間関係から解放される!嬉しい!という気持ちもわかりますが、実際には人は生活でも仕事でもたったひとりで生きていくのは非常に難しい。それが人間が社会的動物といわれる所以です。むしろ人との関わりはフリーランスになったからこそさらに重要性がまします。
フリーランスとして成功している人とそうでない人をみると、まさにこの点が成否をわけていると言い切れます。成功している人は営業のパートナーとして信頼できるエージェントと付き合い、うまくエンジニアコミュニティに参加したり、コワーキングスペースを利用したりしています。
ただサラリーマンとフリーランスが違うところは同じように人と関わるといっても「関われる人を選べる」という点だと思います。会社ではそれができません。部下は上司を選べませんし、同僚も選べません。しかしフリーランスになればあなたにあったチームを、人を選べるの
でもしかしたらフリーランスとして最大のメリットはそれなのかもしれませんね。
それではまた!
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