
フリーランスのエンジニアになりたい。独立するタイミングっていつが最適なのだろう?みんなどんなタイミングで独立したんだろう?
今日はそんな質問に答えてみたいと思います。
この記事の内容
- フリーランスになるのって難しい?
- いつなるのがベストなタイミングなのか。
- どのようにフリーランスになればいいのか。
本日のお題は独立のタイミングについて。私はこれまでITキャリアコンサルとしていままで数多くの転職、独立支援をしてきました。その経験からいうと正直皆さん独立を重く考えすぎていると思います。
もちろん未経験からフリーランスになるのは少しハードルが高いですが、数年も実務経験があればフリーランスになるという視野は当然のようにいれておくべき選択肢です。というより「いれておかなければいけない(must)選択肢」といっても過言ではありません。本日は私がそう考える理由について説明したいと思います。
3分くらいで読み終わります。
【結論】エンジニアの独立は転職と変わらない。
タイトルで書いていますが、ぶっちゃけていうとエンジニアの独立は転職と対して変わらない感覚でOKです(他の業種だとそうもいかないのですが)。なぜならIT業界は他の業界とちがってプロジェクトごとに「参画」という意識がつよく、そのためプロジェクト単位で仕事を紹介するエージェントも充実しています。つまりエンジニアはスキルを時間単位で売っているプロデッショナルであり、その発注先がいまいる会社か、独立するとエージェント経由かだけの違いでしかありません。
なので意識としては会社に「正社員」として登録してプロジェクトを遂行するか、エージェントに「フリーランス」として登録してプロジェクトを遂行かの違いでしかないのです。エージェントに登録すれば案件はいくらでも紹介しれくれますし、数年実務経験があれば仕事はいくらでもあります。
ただエージェント経由ではなく直接営業して仕事をとってくるとなると話を別です。では具体的にどのように、いつ、独立してフリーランスになっていけばいいのかタイミングについてのよくある質問に答えたいと思います。
フリーランスエンジニアになるベストタイミングについて
1 . 実務経験が数年あればいつフリーランスになってもいい。
先に申し上げましたが、実務経験が数年あればフリーランスになれます。ただこれはエンジニアとしてのスキル面だけの話でフリーランスになれば営業、経理、マーケ、すべて自分でやる必要があるので、この段階ではまずはエージェント経由で仕事をもらいましょう。
これはほとんど独立というよりは転職に近いです。しかもエージェント経由だと収入かなりの確率であがります(案件のボリュームゾーンは60−100万位:参考レバテックフリーランス)。仕事を会社からもらうか、エージェントからもらうかの違いでしかありません。
なので実務経験がある人はいつでもフリーランスになれる、むしろ当然のように視野にいれておくべきです。ただしこの段階で営業などをすべて自力でやろうとする人はたいがい失敗しますが、何かあってもスキルがあればまた就職したりエージェント経由で仕事をもらえばいいだけなのであまり怖がる必要はないです。
2. エージェント経由で仕事をもらうことのデメリットはなに?
エージェント経由で案件を獲得するというのは外部にプロ営業マンを抱えるようなものなのでこれほど心強いことはありません。ただここでは公平を期するためにデメリットをあげておくと、それは現在「非常駐」の案件がどこも少ないということです。フリーランスといえば在宅、ノマドワークといったライフスタイルをイメージするかもしれませんが、多くのエージェントはまずは客先で信用を築いてもらうために「常駐」の案件を紹介します。
もちろん発注先の企業にもよりますが信用ができれば非常駐といったリモートワークも認めています。この点を含めて、エンジニアにとって独立は転職とほぼ変わらないといったのはそのためです。
3. 年齢的にフリーランスエンジニアになるベストなタイミングは?
これは人によっても、仕事をふる企業によってもさまざまですがボリュームゾーンでいえば圧倒的に30代の方が多いです。ただ個人的にはここ何年かでもう少し早まってくるのではないかと思います。
実際に20代中〜後半くらいの方も最近は増えて来ていて、いい意味でがつがつしていて、仕事をバリバリやる方がおおいので20代のかたも30代以降のかたと変わらないくらい稼いでいます(むしろもっと稼いでるかも)。
なので年齢に関していうと、そこまで気にしなくていいかなというのが本音です。あくまで大事なのは実務経験と能力なので。学生時代からばりばりコードを書いていて、新卒で社会人のスキルを数年身につけてって方は20代前半でもフリーランスでやっていけます。
4. 直接営業でフリーランスエンジニアになるのはいつがベスト?
これは先に述べたエージェント経由で独立するのとはワケが違いますので、これに関しては慎重になったほうがいいです。エージェント経由であれば「スキル」「コミュニケーション能力」といった社会人エンジニアとしてのあたりまえの能力があれば仕事がもらえますが、直接営業の場合、やることはエンジニアではなくて「経営者」なので幅広い能力が必要です。
実際の統計データではどのようにフリーランスが仕事を獲得していかというと約50%が既存顧客からの紹介です。また私の経験からも、まずは小さな案件、少ない新規を獲得して人としての信用、能力面の信用を確実に獲得していって顧客が広がっていきます。これには当然時間もかかりますし、エンジニアとしての能力だけでは太刀打ちできません。
なので直営業だけで食べていく最適なタイミングを申し上げるとすれば、
1、エージェント経由でフリーランスとして安定した収入をえる。
2、そのあいだに自分の営業スタイルを確率する。
3、まずは少ないお客さんを大事にする。
4、信用を獲得して、お客さんがお客さんを紹介してくれる。
5、案件がたくさんくるようになって、エージェント経由の仕事を絞る。
という手順をたどるのがベストです。これも年齢はとくに関係ありませんし、正直営業スキルもそこまでいまの段階では関係ありません。やりながら身につけていけばいいです。
まとめ:フリーランスエンジニアになるタイミングがあなた自身が決める。
私が言いたいことは実務経験が数年あればエージェント経由で独立はいつでもできるし、それは転職とあまり変わらないということ。ただ直営業でやるとすればエンジニア意識より経営者意識が必要なので慎重になりなさいということ。
また経験とは年齢ではないので、社会人として実務経験があるなら年齢はあまり関係ないということ。直営業のスキルについてもやりながら覚えるしかないということ。そういうことです。
なので上記の条件に当てはまる人はいつでもフリーランスエンジニアになれます。つまりタイミングは「あなたが決めればいい」ということ。そしてじつはそれが一番難しいということです。いつでもなれるけど、いつなるか。いままでの自分の働き方を変えるのは簡単じゃありませんし、生活が変わる怖さはよくわかります。しかし動く人は「いま」動きます。動かない人は5年経ってもまだ悩んでいます。
そこはあなた次第です。以下の記事はフリーランスを少しでも考えている人にはとても参考になると思います。一読しておいてください。、
参考記事
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フリーランスエンジニアになりたいなら業務委託から始めるのが簡単です。
それでは今日はこのへんで。また!