
今日はそんな質問に答えたいと思います。
私自身がインフラエンジニアだった頃、フリーランスとして仕事をするなんて思ってもいませんでした。ましてや在宅でインフラエンジニアが働けるなんて当時は想像すらできませんでした。インフラ系というのは基本的に物理的な制約があります。企業のサーバーを自宅も持ち込むわけにはいきませんからね・・・。
なので当時はエンジニアがノマドフリーランスになって年収アップ!みたいな話はインフラ系からしたら夢のまた夢という感じでした。しかし時代も変わりインフラを支える技術も変わったいま、あきらかにインフラエンジニアのフリーランス向け案件も増えてきました。
今回はようやく訪れたインフラエンジニアがフリーランスになるチャンス?について詳しく説明したいと思います。
【結論】インフラエンジニアがフリーランスになるには。
まず単刀直入にインフラエンジニアがフリーランスになる方法からいうと基本的には優良なエージェントと業務提携する必要があります。流行りのクラウドソーシングなどで仕事がないわけではありませんがインフラ系は仕事の量も少ないし何よりもセキュリティが重視されるためある程度の案件はきちんとした企業を通して発注されます。
いきなり個人で営業というのも難しいでしょう。ですがエージェントを通して仕事を受注することは難しいことではありません。フリーランスを少しでも考えたら、または情報収集を始めたい人はまずエージェントに登録しましょう。このブログではキャリアコンサルとしての視点と私の経験的に、以下の3社をおすすめします。
おすすめのエージェント
・ギークスジョブ (常駐型・週5日勤務がメイン)
・Mind works (東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県が中心)
たくさん登録する必要はありませんが上記3つくらいは登録しておきましょう。扱っている案件や契約形態も少し違いますので。
次にインフラエンジニアのフリーランス事情についてよくある質問にお答えします。
1.年収の相場はいくらなのか。
2.どのような業界で仕事をするのか。
3.在宅勤務は可能なのか。
4.フリーランスになるメリットとは何か。
ひとつずつ説明します。
インフラエンジニアのフリーランス事情【実録】
1. 年収の相場はいくらなのか。
まずはじめに金の話をしましょう(笑)。お金はとっても大事ですからね。
基本的にはサラリーマンよりは収入が多くなる人がほとんどです。もちろんスキルや勤務地によもよりますが(東京が一番高い)、だいたいレバテックフリーランスやギークスジョブ
で独立したてで年収600〜700万くらい、フリーランスの経験がある人は800万〜が多いです。クラウド系のスキルをもっている人はそこからさらに上乗せされます。
人材紹介会社の各社のデータをみるとインフラエンジニアの平均年収は450万前後がもっとも多いようなので年収600万は悪くない数字だと思います。
2. どのような業界で仕事をするのか。
業界については多種多様ですがエージェント経由で募集してフリーランスでもOKとなるとやはりそれなりに潤沢な予算をもっている、もしくは信用的にセキュリティにお金をかけなければならない会社になるので必然的に大企業、もしくは潤っている企業/業界が中心になってきます。
具体的には案件の単価が高いのは、金融、オンラインゲーム、ブロックチェーン系等になります。こういう儲かってる業界はどかんとインフラに金をかけてくれるのでインフラエンジニアで年収1000万の案件が結構あります。ただし単価が高い分、求めらるスキルや条件面で厳しいというのも事実です。
ただ、いますでにこういった業界のインフラ系で働いている人はどのくらいの仕事量なのか、スキルなのかすでにわかっていると思うのでフリーランスになってもスムーズに働けるとおもうのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
3. 在宅勤務は可能なのか。
インフラエンジニアが在宅勤務?そんなの無理だろーと思われるかもしれませんがAWSなどのクラウド系のスキルをお持ちの方なら可能です。クラウド系なら現場にいかなくていいですからね。
在宅勤務?ノマドワーク?
憧れるけど、ITドカタの自分には関係ないよーって人もいるかもしれませんがクラウド系のスキルは将来的には必ず必要になってくるスキルなのでいまのうちに習得しておくことをおすすめします。というよりもいま物理的にごりごりやっている仕事というのはゼロにはならなくてもここ5年、10年でどんどん仕事がなくなってくるのは間違いないのでインフラエンジニアを続けたい方はいまのうちに準備しておきましょう。
4.フリーランスになるメリットとは何か。
年収?時間?責任?
いろいろあると思いますが、インフラエンジニアの視点を強調して話すとすれば「電話がかかってこない。呼び出されない」といった精神的なストレスの部分ではないかと思います。ここはインフラ系で働いている人でないとわかりずらいのですがインフラというのは「動いているのがあたりまえ」の発想なので、忙しい=故障/クレーム対応をする仕事が多いので、マイナスな気分になりやすい職種だと思っています。
その点、フリーランスは顧客対応にコミットというよりは、技術的なところに集中しやすいのでインフラエンジニアのそういう働き方がいやだ、という人ほどフリーランスに向いていると思います。
インフラ系フリーランスってどうなの?【キャリアコンサルの本音】
最後にキャリアコンサルとしてインフラ系の転職事情、フリーランス事情の本音をいいます。ここだけの話いま相当『チャンス』です。若い人でもフリーランスになっただけで年収が2倍、3倍になったなんていう話がたくさんあります。
なぜかといえば、元々インフラ系で働いている人ってフリーランスになるっていう発想そのものがないんです。Webアプリとかだとフリーランスって自然と視野に入ってくるのですが、インフラ系はそもそも想定してない。だから30代、40代でスキルある人がフリーランスになるって人が他の職種に比べて少ないんです。
もうひとつがインフラ系の人の特徴かもしれませんが、保守的な人がWebプログラマーとかに比べて多い気がします(あなたの同僚、上司はどうですか?)。なので人の流動性が以外に少なかったり、ましてや独立しようって人はかなり少ない。なのでいまインフラ系でフリーランスになるってまだまだブルーオーシャオンで、20代で若くても思った以上の案件がもらえたりします。
なのでいまこの記事をここまで読んだ方は、すこしでも何かアクションを起こしておくことをおすすめします。まずはエージェントに登録して、自分の市場価値を確かめてみましょう。ちょっとした行動で一気に人生かえられるチャンスです。
それではまた!