現在、私自身海外で生活していますが一箇所にとどまっているわけではありません。ベースとなる場所は決めていますが基本的によくふらっとあちこち外国に旅へでることが多いです。そしてその度によく人に聞かれることがあります。
「どうやって旅を続けながら働いているの?」
たしかにこれはごもっともな質問です。ですがひとことで説明するのもなかなか難しかったります。今現在私はコンサルティングやそのほかの仕事をかけ持ちしながら、日本のクライアントとコミュニーケションをとり他にもいくつかビジネスを立ち上げています。
私のような働き方はまだ珍しいかもしれませんが実際に私がそうであるようにデジタルノマドといわれる人は世界にはたくさんいます。そういう人はそういう人で情報交換をしていて世界各国のノマドたちはオンラインはもちろん実際に会って情報交換を活発におこなっています。
同じ人とスペインで会って、ベトナムでもまた会ったなんて話もよく聞きます。そういう人たちと出会うと皆それぞれ仕事も収入額もバックグラウンドも違うし、以外な方法で収益をあげていたりととても勉強にも刺激にもなるので私は積極的にミートアップイベントなどに参加するようにしています。
世界のノマド達はどのようにして旅を続けながら働いているのか?
今日のトピックはそういった世界のノマドたちがいったいどういった方法で「働きながら旅を続けているのか」を紹介したいと思います。もちろん皆それぞれディテールは違うのですが大きくは以下の5つにわけられると思います。
2. 自身のWEBサイトから収益を得る
3. WEBサービスから収益を得る
4. 旅先で仕事をみつけて働く
5. 資産運用で収益をあげる
いまノマドをいわれる人たちはほとんどこのなかにおさまると思います。1〜3の人たちはいわゆる「デジタルノマド」といわれる人たちです。旅にでると世界中いたるところでデジタルノマドのミートアップイベントが開催されています(アジアならチェンマイが有名)。
以上、5つあげてみましたが、今回のテーマはデジタルノマドの稼ぎ方ということなので今回は再現性が高く、まずは挑戦するハードルも低くとくに有益だと思われる1〜3の具体的な情報に絞りこんで紹介したいと思います。
2. 自身のWEBサイトから収益を得る
3. WEBサービスから収益を得る
1〜3はいわゆるデジタルノマドといわれる部類に入る仕事内容です。
このページではまずは具体的な仕事内容を紹介していきたいと思います。
1.リモートワークのできるフリーランサーとして働く。
おそらくこのパターンが今まで出会った中でもっとも多いパターンです。傾向としては、やはりWEB関連の仕事についているかたが多く( むしろそれ以外は珍しい )、もっとも多いのはWEBデザイナー、プログラマーといったあたりでしょうか。
基本的にフリーランスとデジタルノマドの違いはリモートワークが仕事が完遂できるかどうかの違いでしかありません。となると同じデザイナーでもクライアントと必ず会わなければならない、または完成したプロダクトを手にとって見なければならないといったタイプの職種では難しいでしょう。代表的な職種を以下に紹介します。
・プログラマー
・ライター
・フォトグラファー (オンライン&リアルで写真提供先をもっている)
・コンサルタント
・コーチ(オンラインでカウンセリングを提供する)
海外でリモートワークするときに気にしなければならないこと
こういった職種のデジタルノマドに話を伺うと(自分の経験を含め)、海外でリモートワークするにいたり気にしていることは「新規営業」と「既存顧客とのコミュニケーション」が最大のポイントになります。
まず海外でフリーランサーとしてリモートワークを実践する際は、前提として母国でリモートワークができていて、すでにクライアントがいるというのが重要な条件になると思えます。そのような条件ですでにクラインアントがリモートワーカーと働くことになれていて(自分自身も)、その延長で海外に飛び出るというパターンがおすすめです。
1.コミュニケーションの数を増やす。
海外に出てしまうとどうしても対面のコミュニケーションができなくなりますので、そのかわり「数」を増やしましょう。チャットやメールでコミュニケーションの数をふやすことで私の場合はこの課題をクリアーしました。
2.オンラインで仕事を獲得する仕組みを作る。
次に、新規営業ですがいままで対面営業や紹介にたよってきた場合、海外にでるまえに営業戦略を変えたほうがベターでしょう。なぜかというと、オンライン上では「関係を持続する」ことに関して言えばそこまで支障はありませんが、新しく関係をゼロから築くとなると対面であって話すほうがはるかに有効です。
とくにビジネスシーンでとくに対面での関係を重視する日本社会の場合、オンラインだけの関係だけで信頼を得るというのかなりハードルが高いことかと思います。そのため、いままで対面営業で仕事を受注していたかたは日本にいるうちにオンラインで仕事を受注できる営業戦略にシフトすることを考えることをおすすめします。
自身のWEBサイトで営業できる仕組みをつくるか(コンテンツマーケーなどを考える)か、一番簡単なのはクラウドワークスなどに登録してオンライン上で仕事を完結することを望んでいるクライアントを持つことだと思います。
また番外編として、帰国時に新規営業や顧客フォローを重点的に行い、海外にいるときはタスクを遂行するだけというのもひとつの手だと思います。
2.自身のWEBサイトから収益を得る。
海外でたくさんのデジタルノマドに出会うと「こんなふうに稼いでるのか」驚かされることがよくあります。ネットには紹介されない旅先だから話せるリアルなコミュニケーションは本当に重要な情報源です。これまで聞いたアイデアをそのまま自分の母国語のマーケットにスライドさせたら成功するなという話がたくさんありました。
代表的な収益源としては、
・Googleアドセンス
・Youtube広告
・Ebookの販売
・オンラインサロンの運営
・オンラインコースの販売
・オンラインゲームのグッズ販売
あたりになると思います。運営するサイトはそれこそ多種多様ですが、海外ノマドという利点を生かしてトラベルブロガーを名乗ってサイトから収益をあげようとしている人が割とおおい気がします。ここでは自身のWEBサイトから収益をあげるタイプの働き方(持続的にノマド生活を送れる人)として、稼ぎ方のポイントになる点を2点紹介します。
1.まずは「特定分野」のマーケティングに精通する。
またデジタルノマドとして生活できている人の特徴としてオンラインのマーケティング精通しているという点では共通しているよう気がします。会って話をすると、長くノマド生活をしている人ほどマーケティングに精通しています。
ですが、すべての分野に精通している必要はありません。SNSならSNS、SEOならSEO、何かしら自分のスペシャルフィールドがあり、そしてその勝ちパターンを「特定のマーケット(ニッチマーケットといってもいいでしょう)」で圧倒的な地位を確立している人が多い気がします。皆、自分のスペシャルフィールドでは誰にも負けないと思っています。日本ではあまり馴染みがないですが、Podcastでのマーケティング、インスタグラムに特化したマーケッターなども多くいます。
2.収益モデルを多面的にする。
次にWEBサイトから収益をあげるために、収益モデルをひとつの収益方法に依存しないことも大切です。たとえば成功しているトラベルブロガーの場合、アドセンスがもちろん、Ebookの販売、オンライン通信教育のコース販売(たとえば「旅の写真講座」など)、アフェリエイトなど多岐にわたっています。
自信のWEBサイトをひとつの収益方法に絞らないという工夫は常に続ける必要があります。
3. WEBサービスを利用して収益を得る。
最後に既存のWEBサービスから収益をあげる方法を紹介します。これは2と似ているようですが、少し違うのであえてわけてみました。これも各国のサービスによってディテールは違いますが、3つほど例をあげます。
1.オンラインスクールの教師として働く。
一番ポピュラーな方法は「オンラインスクールの教師」があげられるでしょう。「italki」などで有料でレッスンを提供し収益を得るというった働き方です。母数として圧倒的に英語を教えている人が多いですが、もちろん日本語を教えてプロ講師として収益をあげることもできます。
英語の勉強ニーズはたしかに世界中であります。しかしそのぶん競争率がたかくなかなか差別化できな教師が多いのも現実です。その反面、日本語のマーケットは英語に比べれば微々たるものですがとくにオンラインではまだまだ参入余地が残っています(あなたのまわりにオンラインで日本語を教えている人がどれくらいいるか想像してみればわかりやすいでしょう)。
オンライン教師だけでノマド生活をするのはハードルがやや高い気もしますが、出国前に自分の生徒(ファン)をしっかりと確保することができれば、やってみる価値はあるでしょう。講師の人気にはかなり偏りがあるので。、どのようなレッスンが受けるかはitalkiで人気講師のレッスンを何度か受けてみるとよいでしょう。
2.ebayなどに出品して利益を得る。
これも海外にいることをいかして稼ぐ方法のひとつです。どこの国でも輸入品は国内生産しているものより高く売買されています。自分が訪れている国と母国との価格差をいかして収益をあげる方法です。中には驚くような利幅をぬいている業界もあるので、そこがチャンスになります。
3.Air bnb などで収益をあげる。
最近増えているのが、母国の持ち家をAir bnbで貸し出し自分はノマドとして海外を旅しているというタイプの旅行者です。または物価の安い国の家を借りて外国人むけに又貸しすることで収益をあげている人もいます。新興国のリゾートエリアなどでとくに人気のある手法です。自身が借りる値段はローカルの値段ですが、外国人観光客向けに貸し出せば大きな収益を得られます。
働きながら旅を続けるデジタルノマドの目指すところとは?
上記でデジタルノマドの働き方の一例を紹介してきました。最後にデジタルノマドは自身のビジネスのゴールをどのように設定しているのかを紹介したいと思います。以前にとあるミートアップに参加したときに話あった議題でもあり、概ね以下のようにまとまりました。
STEP2. 上記1~3を組み合わせて収益源を複数つくる。
STEP3. リアルビジネスで資産形成をする。
STEP1. まずはノマド生活を続けることを目標にする。
まず最初に、まずはノマド生活を続けることを目標にしましょう。
たくさんのノマドに出会ってきた経験でいうと、実際にはみなギリギリで生活していて常に節約を強いられ、そしてほとんどが海外で旅して働くということを長続きすることができません。はっきりいってほとんどのデジタルノマドと名乗る旅人はバジェットトラベラーです。つまり貧乏旅行をしながら細々と食いつないでいます。
最近よく貧乏旅行者でもうすこし旅を続けたいから、トラベルブロガーとして収益をあげたいという人にであいます。確かに旅ブロガーとして収益を得られるにこしたことはないのですが、英語圏でのこのマーケットは徐々に成熟されている印象がありしっかりとしたコンセプトを作り、素人とは思えないレベルの投稿をしなければ新規参入はなかなか難しい分野になりつつあります(日本語はまだまだ手薄なのでチャンスです)。まずはノマド生活を続けること、これが最初の目標になります。
STEP2. 上記1~3を組み合わせて収益源を複数つくる。
つぎになるべく早く複数の収益源をつくることです。1〜3と順をおって説明してきましたが、実際にノマド生活が順調なひとほど収益源をたくさんもっています。もちろんひとつひとつが大きな収益でなくても構いません(むしろどれかに依存しないほうが好ましい)。
なので常に複数の収益源をもつように心がけましょう。
STEP3. リアルビジネスで資産形成をする。
最後に、成功したデジタルノマド(ノマド生活のなかでまとまった資産をもった人)はやはりリアルビジネスに投資しています。とくに海外を自由に行き来できるデジタルノマドの利点を活かして、まだ投資家が手薄なマーケットの情報収集につとめ、リアルで新鮮な金融情報を文字通り「足」で稼いで成功しています。
以上が今回のテーマ「働きながら旅を続けるデジタルノマドの稼ぎ方」の紹介となります。ここで紹介したのは本当にほんの一例にすぎず海外に飛び出すことでいくらでもビジネスチャンスに出会うことができます。まずはこちらのページを参考人して将来的にはぜひあなただけのビジネスモデルを組み立てて、素晴らしいノマドライフを送ってみてください。
photo credit: mbiebusch Lumia 1020 First Time RAW / DNG via photopin (license)
photo credit: anieto2k 51/52³: Trabajo / Work via photopin (license)