Ando
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インフラ系でこれから転職活動を開始したいのだけど、いったいどういう基準で会社を選べばいいかわからない。

今日はそんな質問に答えたいと思います。

転職活動は人生でそう頻繁に行うものではないので、いざ転職活動をはじめたところで普段親しんでいる業界であってもじつは業界の全体像をあまりわかっていなかったりします。かつての私自身がそうですし、相談にくるほとんどの方もわかっていません。

会社を選ぶこと=あなたのこれからの仕事(人生)を選ぶという意味です。自分が望んでいる仕事をするためにはどういった会社を選べばいいのか。それが不明確だと転職サイトなどをのぞいても名前や給与面での待遇しか判断する基準がありません。

今回の記事ではこれから転職活動をはじめる方むけに元インフラエンジニアのキャリアコンサルが「転職するまえに知っておくべき業界の全体像」というテーマの記事を書いてみました。まず業界の全体像を把握することで、自分が狙うポジションがどこにあるのか具体的にイメージできるようになるのがこの記事の目的です。基本的な内容が中心ですが、おさらいする気持ちで読んでください。

3分くらいで読み終わります。

 

【転職活動に役立つ】3つの視点から理解するインフラエンジニアの業界構造

今回の記事では3つの視点からインフラエンジニア業界構造を説明したいと思います。

1.インフラエンジニアの仕事内容
2.インフラエンジニアの業界構造
3.インフラエンジニアの就職先

 

ひとつずつ説明します。

1.インフラエンジニアの仕事内容

まずはおさらいとしてインフラエンジニアの工程別の仕事内容は以下のとおりです。

 

①要件定義⇨ ②設計構築 ⇨ ③運用保守

 

厳密にわければ「テスト」などもありますが大きく「要件定義」「設計/構築」「運用/保守」の3つで説明します。またインフラエンジニアという触手もネットワーク系・サーバー系データベース系等にわかれますが業界構造は同じなので話をわかりやすくするためにインフラエンジニアと括って話をします。

それぞれの仕事内容はこんな感じです。

 

①要件定義
クライアントの要望を正確にヒアリングしどのようなシステムを作るか決める。
②設計/構築
どのような機器を用いてどのようにシステムを実現するか決める(設計)。設計した内容に基づき機器を調達して実際に構築作業を行う(構築)。
③運用/保守
実際に運用を開始しはじめ、それに対するトラブル対応や顧客サポート業務を行う。

 

インフラエンジニアは基本的に③の運用保守からキャリアをスタートする場合がほとんどです。なので①②のイメージがあまりわかない場合も多いのですが、今運用しているネットワークなりサーバーは誰かが作った物なので、それをやってる人が①②というイメージをもっていただければよいと思います。

 

2.インフラエンジニアの業界構造

基本的にはIT業界はどこも似たようなものですが1の仕事内容が分業制になっており、露骨に言えばピラミッド状に階層化されています。つまり「①要件定義⇨②設計/構築⇨③運用/保守」の順番で大手から中小にながれていくということです。

 

①要件定義⇨大手sler②設計/構築⇨大手sler/有力な中小sler

③運用/保守⇨中小sler/大手の子会社

 

のようなイメージです。当然ですが構築設計の仕事を希望していても、そもそもその業務を行なっていない会社ではいくら勉強して資格をとって社内評価が高まってもその仕事にはつくことはできません。また転職サイトの求人募集で「設計・構築」という記載があっても、社内業務のどの程度の割合なのかも転職する際に確認しておきたい重要なポイントです。

運用保守が9割、設計構築が1割なんて会社もあるので応募するまえに実態を調べておく必要があります。

基本知識としてここで覚えておく必要があるのは「大手と中小ではインフラエンジニアといえどもやる仕事内容は全然違うということ」です。なのでいま運用保守をやっている方は、中小から大手への転職を狙うのは基本路線になります。

 

3.インフラエンジニアの就職先

 

最後にインフラエンジニアの具体的な就職先について話をします。

上記1.2で述べたように、エンジニア業界はどこも上流から下流へ、大手から中小へと仕事が流れてくるようになっています。給与も基本的には上にいけばいくほど高く、下は下にいくほど安くなります。ここではもうひとつの視点として社内SEという立場での就職についても説明したいと思います。

基本的には1.2で述べたように上流(大手)、下流(中小)の考え方がメインとなりますが、社内で活躍するSEという立場もあり、簡単にいえば上から下まで会社のことならなんでもやりますといったお仕事です。メリットとして上流から下流まで幅広く業務経験がつめること、社内SEなのでよくもわるくもレスポンスが直接かえってくるので(感謝されたり、文句言われたり)、そういうところに面白みを感じる人は向いているポジションだといえます。

ざっくりまとめますと、

 

①大手Sler   ②中小Sler  ③一般企業の社SE

 

の3つがインフラエンジニアの主な就職先となります。

 

インフラエンジニアの転職活動のポイント

転職活動をはじめるにあたり業界構造の全体像がざっくり把握できたでしょうか?この記事を読んでいただきおわかりいただけたと思いますが、自分がどのようなキャリア、働き方をするかで選ぶ会社も当然かわってくるし、ひとくちにインフラエンジニア募集といってもさまざまな業界内でのポジションがあります。

なので自分が応募しようとしている会社が正確にどのポジションにいる会社なのかを事前に知ることは極めて重要なのです。そのため基本的にはIT業界の転職活動はIT業界を熟知した専門用語で話ができるITに特化した転職エージェントと転職活動をすすめることが成否をわける大事なポイントになります。

エージェントには業界内での立場やどのような工程がどのくらいの業務比率あるのか。そういったことを具体的に尋ねるようにしましょう。またこれはインフラエンジニアにかぎったことではありませんが転職活動は焦ってやっては失敗します。考え始めたその瞬間からすこしでも行動しておくことが大切です。

もし少しでも転職活動を考えている方は、私が実際に利用したエージェントを下記に紹介しておきますので登録しておくことをおすすめします。

 

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あなたの転職活動の成功を祈ってます。
それではまた!