今日はそんな質問に答える記事を書いてみました。

記事の内容
- インフラエンジニアを辞める理由を考えよう。
- 本当にインフラエンジニアをやめるべきか。
- インフラエンジニアを辞めたあとのおすすめキャリアパス
簡単に私の経歴を説明すると新卒(文系)で入った会社でインフラエンジニアとして働き、そのあとエンジニアとして転職した会社で、いつのまにかマーケ&営業関連のほうへキャリアチェンジして、フリーランスへ。
フリーランスの初期の頃はなんでも屋エンジニア?みたいな立場で仕事をしていましたが、いまは経営コンサル&キャリアコンサルの仕事がメインです。
今日はそんな「元インフラエンジニアとしての経験」と「キャリアコンサルの知識」の2つの視点からインフラエンジニアをやめたいという人向けに伝えたいこと&やめたあとのおすすめのキャリアについてまとめてみました。
5分くらいで読めます。
【最初にやる】なぜインフラエンジニアをやめたいのか冷静に整理する。
これはインフラエンジニアに限らず話ですが、まず自分がいまやめたいと思っている内容をいま一度整理してみましょう。
転職やキャリアチェンジをするにあたって、何がやめたい本当の原因なのか、何は我慢できるのか、何を今後やりたいのか。そのあたりを整理しておくことは非常に重要です。
それがどうして大事かというと転職活動というのは(独立にしても)基本的に「選ばれる側」になるということなので、当然自分の希望がすべて通るわけではありません。なのであなたのキャリアにとって「ここが譲れない」「ここは妥協できる」という点を事前に明確にしておくことをおすすめします。
あなたがインフラエンジニアやめたいと思う原因は何か?
少し考えを巡らせて、あなたがインフラエンジニアをやめたいと思っている理由を整理してみましょう。たとえばよくある理由としてこんな感じではないでしょうか。
・保守運用で深夜シフトが嫌になった。
・故障対応で24時間気がぬけない。
・そもそも地味すぎる。
・Pingばかり飛ばす人生をは嫌だ。
・同僚が地味すぎる。
・Webアプリつくったりのほうが華やかだ。
いろいろあると思います。
次に現実的な視点であなたの人生の優先順位を考えてみましょう。安定、家族との時間、年収、成長、やりがい、将来性。これもいろいろありますね。「やめたい理由」と「優先順位」が出揃ったら、再度「インフラエンジニアをやめるべきか」ということ問いかけてみてください。
インフラエンジニアの転職の現実
インフラエンジニアという仕事は設計構築なのか保守運用なのかにもよりますが、基本的には需要もあって「安定してそこそこもらえる職種」であることは間違いありません。実際、IT業界全体が伸び続けていますのでインフラの需要も伸び続けています。
もちろん物理的にサーバーを動かす時代からクラウドサーバーに主流の時代が変化しているので、当然必要となるスキルもかわってきますがそれはIT業界であればどこも一緒。
つまり世間的な相場だけを考えれば「別にやめなくてもいい」職種なのです。それとキャリアカウンセラー的な視点でいえば、転職マーケットというのは「業種」をかえることに関して寛容ですが「職種」を変えることはかなりネガテイブにとらえられます。なのでもしあなたがインフラエンジニアをやめたら、基本あなたの「転職市場価値」は下がります。
それは覚悟しておきましょう。
市場価値を落とさず職種を変える方法とは?
私の場合は
② 待遇(給与)にも満足していなかった。
③ 性格的にエンジニアは向いていなかった。
という理由で転職活動を開始しました。実は最初は一人で転職活動をしていたのですが、エージェントに登録してプロのアドバイスをうけながらこのように思考を整理することで、満足のいく会社にはいることができました。
私はインフラエンジニアをやめたいという気持ちがあったのですが、よく考えると職場環境のほうが大きかったので転職活動もエンジニアとして面接に臨みました。ただ入社時に「ほかの職種」もやってみたいと伝えていたので、その後マーケに配属される機会に恵まれました。
私のケースのようにインフラエンジニアとして転職活動することで「市場価値」を落とすことなく転職先で配置転換のチェンスを狙うというケースはおすすめです。面接官からしても、エンジニアとして就職するけど能力があればどんどん新しい仕事も挑戦したい、という姿勢は好感がもてます。
インフラエンジニアからキャリアチェンジする人へおすすめの働き方
自分がキャリアチェンジしたいと思う理由、優先順位が出揃った。でもそれでもやっぱりインフラエンジニアをやめてキャリアチェンジしたい。その決意は変わらない。
わかりました。その覚悟本物なら「転職」と「独立」という二つの選択肢のなかから特におすすめの方法を具体的に紹介したいと思います。
【転職】インフラエンジニアをやめて新しい職種につく。
ずばりおすすめを言ってしまうと「ITコンサルタント」です。これはエンジニアとしての職種から異業種に挑戦するときに「不利」と考えられている「年齢制限」も優位に働きます。簡単に言えば30歳を過ぎているけどどうしてもキャリアチェンジしたい人だとか、年齢ネックになりそうな人にも優位に働くという意味です。
コンサルの場合、エンジニアとして経験年数が長いというのがメリットになります。当然、転職先でもコンサルとしてその経験が生かさる、という印象を企業は抱きます。エンジニア職は嫌だけど自分がこれまでの培ったキャリアが無駄になるわけではないので、ITコンサルは非常におすすめです。
それと概してエンジニアを長く経験した人は論理志向が強くコンサルという職種の強みにフィットします。具体的にインフラ系だとどんな仕事をするかというと例えばデータセンターを作りたい企業に運用保守のサービスごと提案するとかの仕事が多いです。当然、年収も高め。特にインフラ系はこのサーバーをいれたらコストカットできますよ系なので、売上をあげるプレッシャーのある戦略やマーケより精神的にも楽です(個人的には)。
転職時のポイントとしてはIT業界に特化したエージェントすることです。インフラエンジニアの仕事内容は一般の方からすると理解しづらい内容なので、普通のエージェントだと会話が噛み合わなかったりします。レイヤー1と2の違いがわかるエージェントと転職活動をすすめることをおすすめします。私は転職時に利用したのはレバテックキャリアとマイナビエージェントです。
意外かもしれませんがエンジニアからコンサルはモテ転職なのでおすすめです。
【独立】インフラエンジニアのフリーランスとして働く。
インフラエンジニアからフリーランスというのはあまり聞きなれないかもしれませんが、これも結構穴場でおすすめです。Web系エンジニアならよくある話ですが、インフラはまだ珍しい。なので多くのインフラエンジニアがこの選択肢を考えていないのでフリーランスの案件を扱うエージェントなどをのぞくと「お宝案件」がぞくぞくあります。
じつは私もフリーランス当初は案件エージェントを利用して仕事を紹介してもらいました。このフリーランスとして働く選択肢の何がいいかというと、ずばり「お金」です。私がレバテックフリーランスで最初に提案された案件の月収は72万円でした。20代後半だと悪くないですよね?
独立は考えてなかったという人もこれを機にそれも選択肢のひとつにいれながらキャリアを考えてみたほうがいいです。とりあえずまずはご自身の市場価値(フリーランスとして)を確認してみることをおすすめします。インフラエンジニアもフリーランスとして働くほうがメリットを大きいと築いている人が増えているので、動き始めるならいますぐ動きましょう。
まとめ:インフラエンジニアをやった経験は必ず人生のどこかで活きる。
エンジニアに限らず、人生の一定以上の時間を捧げた経験というのはどこかで必ず活きるポイントがやってきます。実は私もインフラエンジニアとして独立したわけではないのですが、独立当初はエンジニアとしてのスキルが役立ちました。とくにインフラ系は自宅でプログラミングでなんとかなるものではなく物理的にいじることが多いので、じつは参入障壁が高かったりします。なので案外市場価値が落ちないスキルなので、異職種にいくにしてもどこかで必ず役だつときがくるので前向きに考えましょう。

最後に同じインフエンジニアだった私の転職体験談だったり、どのようにキャリアを歩んできたのかの記事を紹介しておきます。転職やフリーランスになったときのことなどはこちらの記事に詳しく書いていますので参考にしてみてください。それではまた。
参考記事:エンジニアが仕事をやめたいと思った時に読んでほしい話【私の転職体験談】
この記事で紹介したサイト・レバテックキャリア (ITといえばここ。IT・Web業界に特化した転職エージェント)
・マイナビエージェント (ご存知『マイナビ』がIT業界に特化したサービスです)
・レバテックフリーランス(レバテックグループのフリーランスへ案件紹介するエージェントです。登録すると自分の「市場価値」がわかります)