残業で深夜帰宅する従業員が多い会社は社内用Suicaとか作って、何時以降はそのカードが駅で使えなくなるようにできればいいのにね。デッドラインが終電になってしまうのはまじで悪。https://t.co/j9FTunxwRW#生産性 #残業撲滅
— Yutaka Ando (@AndoGlobal) 2018年8月22日
誰にも聞こえないように「ただいま」と呟いて帰宅。
もちろん「おかえりなさい」の声はない。
そっと靴を脱ぎ、静かに廊下を進みようやく横になる。
暗闇の中、音量を小さくしてテレビをみながら疲労困憊した体にビールを流し込む。
それから「いつまでこんな生活が続くのだろう?」とひとりごちる。
帰るのがいつも終電。こんな仕事あり?
毎晩、毎晩終電で帰る生活が続いていると何のために生きているのか?と思ったりすることもあります。私にもそういう時期がありました。外資系の金融に勤めていたり、大手広告代理店に勤めていて地位も年収も高いならまだわかります。けれど給与は300万、自分のキャリアも描けない仕事についてこんな生活をしていたら本当になんのために生きているわからなくなります。
一日働き続け、駅まで走って終電に飛びこく。酒臭い電車に揺られ、帰宅するのは深夜。
誰かが起きてまっていてくれるわけでもなく、ただただ消耗している。どうしてこんな生活がいつまでも続くのだろう?自分の能力のせい?違う。上司の気まぐれ指示や、意味のわからない顧客からの修正依頼だ。いや他にもあるか・・・。そんなことを考えていると、いつのまにか涙が・・・。
そろそろこんな生活終わりにしませんか?
この記事にたどり着いたのも何かの縁ででしょう。
もう疲れ果てて、記事を読む気にもならないかもしれません。けれどあと3分我慢してください。あなたの人生に少しだけ光明がさすかもしれません。
1. 5日間、自分の仕事時間を記録してみる。
時間管理の基本は自分が何に時間をつかっているかしっかり理解すること。やみくもにやってもだめ。それに仕事の時間は
1. 自分でコントロールできる時間
2. 相手(上司/顧客/同僚)がコントロールする時間があります。1を改善するのはなんとかなる。2は果たしてどうだろう?https://t.co/j9FTunxwRW
— Yutaka Ando (@AndoGlobal) 2018年8月22日
最初にやることはあなたがどのように時間をつかっているか把握することです。
例えばクリエイターの方なら、こんな時間の使い方が多いのではないでしょう。
・顧客との連絡
・代理店、外注先との連絡
・社内ミーティング
・謎の呼び出しミーティング
・作業
・アイデアサンプルを探す
・アイデアのスケッチ
・修正依頼
・修正依頼・・・
・修正依頼・・・・
こんなふうに書き出してみて、まずは自分がどのように時間を使っているか見えるようにします。
次にやることは、
1. 自分でコントロールできる時間
2. 相手(上司/顧客/同僚)がコントロールする時間
を2種類を色分けしてみましょう。手帳の記録が二色にわかれたらじっと手帳を見つめてください。そうするとだいたいなぜ自分がいつも終電なのかという原因がうっすら見えてきませんか?
この無駄なミーティングが問題だ。そもそも就業時間外から修正依頼がきて直せっていわれる。
なんでこの作業にこんな時間がかかっているのだろう?
いろいろ自分のなかで課題がでてくると思います。会社に対する不満当然でてくるでしょうが、いまはとりあえずどうすればあなたの残業が減るかに集中して建設的で実行可能なアイデアを考えてみましょう。
2. 自分でコントロールできる時間を見つめ直す。
ではまずは、ここを掘りさげて具体的な作業内容を書き出しみます。
例えば、
・フォトショップで◉◉さんのロゴ修正
・デザインアイデアをピンタレストでチェック
・まるまる会社のパンフレット修正
ある程度書き出したら、この作業が1%でも改善できるアイデアを考えてみましょう。たった1%でもこの作業を週に1度繰り返せば半年後には大きな時間の節約になります。
たとえば、本当に小さいことからですいいです。はさみの置く位置を変える、ショートカットを覚える、作業中話さないようにイヤホンをつける、メールテンプレートを増やす、などなど。まずはアイデアを実行に移してみることです。
最初に慣れるまで導入するまで労力はかかりますが、劇的に変わる方法は以下の
1. ツールを変える。
2. デバイスを変える。
3. プロセスを変える。
1はたとえばメールばかりつかっているのをチャットに変えるとかそういう問題です。2はマシーンの性能をよくするとかそういうことですね。3は特に効果的。とくにクリエイター系の仕事はプロセスが顧客と共有できていないことが問題で、たびたび修正依頼(そこは無理だろ)といったことが発生します。
3はじっくり取り組む必要がありますが、やれば効果は絶大です。
それと同時に以下の内容を日々のルーティンに組み込んでみましょう。相乗効果であなたの仕事はみるみる改善されます。
・朝15分、優先順位をつけて段取りを考える癖をつける。
・週に1度、1%でも改良できそうなアイデアをだす時間をつける。
・2週間後に振り返る。また記録をつけてどのくらい改善できたか確かめる。
3. 相手(上司/顧客/同僚)がコントロールする時間を見つめ直す。
頑張って、頑張って残業をなくす!そう思うのは大事ですがあなたの慢性的な残業は自分でコントロールできるものですか?できないタイプ(構造的な問題)であれば、農家が天気をコントロールしようと努力するのと一緒。他の選択肢を考えましょう。https://t.co/j9FTunxwRW#生産性 #残業撲滅
— Yutaka Ando (@AndoGlobal) 2018年8月22日
さて、次は自分ではコントロールできない時間を見つめ直して見ましょう。
そうです。あのいまいましい会議や、いまいましい突然の呼び出しミーティングのことです。
これを変えるには顧客や上司の理解が必要です。
「この会議、本当に必要ですか?」
なんて直接的なことを言えば、わーわーどやされる可能性だってあります。そこはうまく代替案や、より効率的に終わるだろうと納得させる材料が必要です。さまざまなアイデアがありますが、すぐできて効率的な方法を3つの方法は、
- 立って会議する。
- スカイプで会議する。
- ストップウォッチを置く。
はい、簡単ですね。誰だって会議が長引くのは嫌なんです。だから取り入れやすく、改善度が高いものをすぐに提案してみやってみましょう。
ハッ?そんなのダメだよ。意味ねぇ。
と切り返された場合。残念ながらそういう上司や同僚もいます。ではどうするか。はっきり言ってしまうと、あなたが努力するだけ無駄です。その人たちや会社を心から愛していて、なんとかして私が変えてやろう!というほどの思い入れがあれば別ですが、それほどの思いがもてないなら(そもそも終電で帰らせる会社が好きですか?)、別の選択肢を考えたほうがいいです。
あなたはこの会社で人生を消耗し続けたいですか?変えられないものを変えようとするのは、農家さんが天気をコントロールしようとするくようなものです。あなたの人生の選択肢はあなたが思うよりたくさんあります。
それが信じられないなら、いますぐ転職サイトなどをのぞいて見てください。面倒なのはわかります。でもいまこの勢いで登録だけでもしておけば、勝手に向こうからスカウトがきますのでそれを見てください。登録にかかる時間は5分ですが、いまを逃せばあなたは5ヶ月、5年とずるずると人生を消耗し続けるかもしれませんのでご注意を!
本格的に転職する、いまに会社を辞めるのは、まずあなたの選択肢がどのようなものがあるか知ってからで遅くありませんので。
最後に!!終電をデッドラインにするのをやめよう!
終電まで仕事してしまうの人の悪い癖をひとつ指摘します。1番の問題はあなたが心のなかでは「終電まえに帰ればいい」と思っていることです。ぎくり!となった人は、思い切って20時、21時で何かしらの予約をとるといいですよ。とくに少しでもお金を払って予約すると帰らなければという意識が強くなるのでおすすめです(運動不足気味の人はジムのレッスンなどが特に有効!)
いつも仕事が長引き終電で帰ることに悩んでいる人の最大の問題点は、終電しかデッドラインを引いていないこと。そういう人は他にデッドラインを意識的に引いてみることが大切です。https://t.co/j9FTunxwRW#生産性 #残業撲滅
— Yutaka Ando (@AndoGlobal) 2018年8月22日
ちなみに私がこの記事を書いた理由は、毎日終電で帰るエンジニアだったからです。はずかしい話ですが、それで鬱病になりました。あなたには健康のまま転職活動をしてほしいのです。私の話は以下の記事にまとめてあります。気になる方は参考にしてください。
参考記事:
> うつ病?ストレス限界エンジニアが転職活動を始めるまえに知っておくべきこと。
またもしあなたの残業がサービス残業であれば、未払い残業代を取り返すつもりで転職活動をしましょう。