「Webデザイナーをやめたいけど、この後どうすればいいのだろう?」「Webデザイナーに将来性を感じない。これからどんなキャリアを積めばいいのだろう」
今日はそんな悩みに答える記事を書きたいと思います。
記事の内容
- Webデザイナーを辞めた後の4つの選択肢
- 選択肢ごとのキャリアプランのポイント
Webデザイナーの方でやめたい理由を聞くとだいたいこんな感じが多いです。
Webデザイナーをやめたい理由。
・仕事がつまらない。
・残業多い
・パワハラ、モラハラ
・待遇/給料が安い
・将来性がない。
・人間関係(社内、社外含め)
・他にやりたいことがある。
上記の理由はじつはWebデザイナーだけでなくどの職種にもいえることですが、WEBデザインーに限定すると「将来性&給与面」に不安を抱えている人が多いのが特徴です。退職理由として「他にやりたいことがある」というのは実は体裁的に言っている方が多く、本音でない場合がほとんど。80%以上の人がネガティブな理由でやめます。
私自身がWEB業界で長く働き、かつ経営コンサル&キャリアカウンセラーとしての独立していますのでWebデザイナーの方が不満を抱く理由のお気持ちはよくわかります。様々な不満があると思います。今日はそんな不満を少しでも和らげるようアドバイスをおくりたいと思います。
また今回の記事を有効活用していただくために読む前にいったん冷静になっていただき、辞めたい理由をすこし思い浮かべてみてください。またあなた自信のスキルや性格を客観的に考えてみてください。
そうすると少しはこの記事が役立つと思います。
WEBデザイナーを辞めたいけど「4つの選択肢」のどれを選ぶ?
WEBデザイナーをやめて、これから何をすればいいのか。
結論をいえば主に以下の4つの選択肢があります。Web業界で働くキャリアカウンセラーとして、4つの選択肢からどれを選べばいいか、そのキャリアを選んだときの大切なポイント、現実的な問題などを詳しく説明したいと思います。
1.WEBデザイナーとしてWEB業界で転職する。
2.WEBデザイナー以外の職種でWEB業界で転職する。
3.WEBデザイナーを辞めて違う業界/異業種に転職する。
4.サラリーマンを辞めてフリーランスになる。
ひとつひとつ説明します。
1.WEBデザイナーとしてWEB業界で転職する。
Webデザイナーの仕事は大好き。でもフリーランスはまだ早いという人は、WEBデザイナーとしての軸を保ちながらキャリアアップして転職するのがベストです。
しかし今の会社を辞めるということは職場に何かしら不満があるということだと思います。なのでこのタイプの方に対するアドバイスは「仕事選び」というよりは「職場選び」になりますので転職サイトで情報収集するよりも、きちんと転職エージェントに登録して転職活動をするようにしてください。
理由は転職サイトでは基本的な情報しか掲載されていないので「社風」までわかりっこないからです。大手の転職エージェントは付き合いの古い会社は「内情、社風」までよく知っています。エージェントは採用されないとお金にならないのでマッチングさせるのに必死です。なのであなたの希望を可能な限り聞き取って転職先を提案してくれるので、職場環境に不満があるかたはエージェントをおすすめします。
また年収について不満の強い方は残念ですが、既存のWebデザイナーでいる以上大きく変わることはありません。Webデザインだけやっている方はまず年収が下がることはあっても上がることはないと思ってください。Webデザインだけやる仕事は徐々になくなる仕事です。そのため転職先を探すと同時にスキルアップに取り組むこと忘れずに。
2.WEBデザイナー以外の職種でWEB業界で転職する。
Webデザイナーに将来性を感じない、そもそも性格にあってない。仕事がつまらない、年収低い。そういう不満のある方は、WEB業界内でWEBデザイナー以外の職種にすすまれることをおすすめします。
先ほども申し上げましたがはっきりいって既存のWEBデザイナーとしての仕事では「下り坂」になることが間違いありません。しかしWEBデザイナーとしてのキャリアがあり、WEB業界で転職するのであれば求人はたくさんありますし、将来性もあります。私自身エンジニアからマッケッターになったことで、エンジニアとのコミュニケーションスキルが高いと評価され重宝されました。個人的にWEBデザインに相当な思い入れがない方であればこの方法を一番おすすめします。
興味がある方は以下の記事を参考にしてください。
3.WEBデザイナーを辞めて違う業界/異業種に転職する。
もうWEBデザイナーもWEB業界も嫌になった!何もかも新しくやりなおしたいという方もいらっしゃると思います。それはそれで人生の選択なので私自身はそういう決断が大好きです。
しかし!「転職マーケットでは嫌われる」ことを覚悟してください。もちろんこれは年齢的なもののあり25歳くらいまでなら全然大丈夫です。それ以降になると年齢があがるにつれて異業種への転職は難しくなることを間違いありません。
なぜなら基本的に「転職マーケットで価値が高い人=専門スキルが高い人」という評価にですので、年齢を重ねるにつれてマーケットではその人が「何を積み上げてきたのか」という評価で判断します。なのでキャリアの活かせない異業種転職というのは積み上げてきたキャリアをリセットすることを意味します。そのためどうしても苦戦します。
また転職マーケットでは現職でスキルフィットしているかどうかを判断しますので、仮にあなたが前職で営業職についていて、転職先で営業職を希望しても前職の能力を考慮してくれることは少ないと思ってください。そのため年齢的に二十代後半になってくると異業種&未経験となると誰もやりたがらない仕事、離職率が多い仕事ばかりになると覚悟してください。
以下の記事はエンジニア向けにかいていますが「転職の構造」は一緒です。参考にしてみてください。
4.サラリーマンを辞めてフリーランスになる。
会社勤めはもう嫌だ。自分の実力を試したい。フリーになって年収をあげたい。そう思っている方は、フリーランスになることをすすめます。しかしご存知のとおりフリーランスは実力勝負です。またフリーランスになる=年収アップというのは幻想で、フリーランスWEBデザイナーの平均年収はいいとこ300万くらいです。
フリーランスになることを考える方で一番多い間違いが「実力=WEBデザイナーとしてのスキル」だと思っていることです。はっきりいえばWEBデザイナーとしてのスキルはフリーランスとしての年収とはほとんど関係ありません。「年収をあげたいからフリーランスになる」という選択をした人は大きな失敗をします。
実際に必要なスキルは「仕事をとるスキル、お金を稼ぐスキル」なので経営的センス、営業、マーケティングのスキルのほうがWEBデザイナーとしてのスキルよりはるかに重要にになります。またフリーランスはどうしても1人で働く時間が多くなるので、正直向き不向きも結構あります。そのあたりも考慮してフリーランスになるべきかどうかも考えてみてください。
このあたりは過去の記事で詳しく書いているの参考にしてください。
【まとめ】キャリアビジョンは慎重に。でも行動はいますぐに。
最後に、デザイナーをやめたいという以前に「体調が悪い方」は注意してください。転職を考えるまえにすぐにはじめることがあります。うつ病かも、と心当たりのある方は以下の記事を参考にしてください。
Webデザイナーがうつ病になったら転職できるのか?【やり方を間違えなければできる】
転職を考えている方はエージェント選びから勝負が始まります。また転職活動はやめると決断したときではなく、やめたいと一瞬でも思った時に開始しないと、時すでに遅しです。焦ると冷静さをかきますし、職場環境が問題の場合は体調がいつ突然悪化するかわかりません。脅かすわけではありませんが人間は2週間あれば重いうつ病になる可能性があります。実際に私のクライアントで突然のうつ病からその後数年は仕事に復帰できない方もこれまで何名もお会いしました。
転職を考えたときにエージェントに登録してはもう遅い。それだけは覚えておいてください。
最後に私が転職時に利用して、とてもお世話になったエージェントを2社ご紹介しておきます。エージェントはたくさん登録すればいいというものではなく、信頼がおける会社を数社とお付き合いしてじっくりエージェントを関係をつくりながら転職活動することをおすすめします。とりあえずいま迷っているなら以下の2社は登録しておきましょう。登録するのにたった10分、でもその10分で人生が変わります。
エージェントについてより詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
参考記事:WEBデザイナーが転職活動を考えたら登録すべきおすすめエージェント2社【IT系】
それではまた!