「フリーランスとして働く予定だけど、税理士さんって絶対必要なの?」「これから確定申告(決算)を控えてるけど、税理士に頼む必要あるかな?」
今回の記事はこんな質問に答えます。
記事の内容
- 【結論】フリーランスは税理士は不要か?
- 税理士を頼むメリット、デメリット【個人的感想付き】
- 【独断】必要なフリーランスと不要なフリーランス
- 【経験則】おすすめの会計ソフト&税理士の探し方
これを書いている私は脱サラ後に個人事業主として独立して、最初は会計ソフトを使い確定申告していました。それから法人成りもして税理士さんとおつきあいするようになり、かれこれ生涯で10回以上、確定申告&決算をしたことになります。その間、税理士さんも2回ほど変えています。
とりあえず会計に関することは個人事業主から小さな会社の経営者として一通りのことを経験してきました。
そんな背景からこの「フリーランスに税理士は不要かどうか?」というテーマについて個人的な経験と一般論、それから裏技も含めてお話してみたいと思います。
【結論】フリーランスに税理士は不要か?
結論からいうと
【売上、業種、性格、労働時間、価値観 等による】
です。
いきなりはしごを外すな!人によって違うのはわかってる、だからググったんだよ!とつっこまれそうですが・・・
すいません、これが本音です。
なので今回の記事がは具体的にどういう人に税理士が「必要」で、どういう人が「不要」なのかを説明したいと思います。
最後まで読んでいただければ自分には税理士さんが必要かどうか判断する材料がわかると思います。
記事の最後には「いる」と判断した人むけにおすすめの税理士さんの探し方も紹介していますので参考にしてみてください。「いらない」と判断した人はおすすめの会計ソフトも紹介しています。
まず最初に、フリーランスが税理士と契約するメリット、デメリットを説明します。
フリーランスが税理士と契約するメリット/デメリット【個人的感想つき】
フリーランスが税理士と契約するメリット
【一般論】
- 事務処理の負担が減る。
- 税務調査で立ち会ってもらえる。
- 節税(経営)アドバイスがもらえる。
よくいわれるメリットはこのような感じだと思います。私も概ね同意します。
【個人的感想】
ただし実際は、
1. 事務処理の負担が減る。
→これは事実
2. 税務調査で立ち会ってもらえる。
→これも事実だが、税務調査なんてめったにこない。つまりこの価値は「保険」に近いです。
3. 節税(経営)アドバイスがもらえる。
→これは人による。経営詳しくない人のほうがむしろ多い。節税も一般論しかもらえないことが多い。
というのが本当のところです。なのでじつは税理士さんと契約するかどうかの問題より、
どうやっていい税理士さんと巡り合うか、どうやって探すのかのほうが重要だったりします。
フリーランスが税理士と契約するデメリット
【一般論】
- 顧問料を払う必要がある。
デメリットは「金」です。そりゃそうですよね。無料ではみてくれません。相場は何をやるか、売上はいくらかにもよりますが 5000円〜30000円/月くらいになります(ただしがっつり稼いでる人は5万以上とかもざらにあります)。
これは結構大きな負担です。とくに独立当初は売上もなく固定費はなるべく削りたいところです。
【個人的感想】
じつは会計ソフトを契約したところで月々1000〜2000円程度はかかるのでゼロではないです。じゃ5000円で税理士さん頼んだほうがいいじゃないか!と思われるかもしれませんが正直5000円でまともに仕事してくれるところはありません。
ちゃんと頼むなら最低1万円からだと思います。最低、です。
税理士だって安かろう、悪かろうです。
それと税理士さんの価格に関しては「お買い得かどうか」はその税理士さんの付加価値にもよるので、一概に価格だけではなんともいえません。なので繰り返しますがどうやってコスパの良いといったら失礼ですが「良い税理士さん(お金を払った価値あり)」と出会うかが大事なんです。
つぎに税理士さんが必要な人、不要な人の説明をします。
【独断】税理士が必要なフリーランスと不要なフリーランス
税理士が「必要」なフリーランス
- 顧問料が負担にならないくらい利益がでてる。
- お金の細かいことはプロに任せたほうが生産性が良いと思える。
- 会計処理が複雑な業種。
- 売上がたくさんあって節税アドバイスが欲しい。
- 面倒な事務処理するくらいなら金払う。
こんな人だと思います。
とくに利益がかなりでてしまってる人は節税アドバイスだけでも税理士さんと付き合ったほうがいいと思います。あとは事務処理がめんどいかどうかのところくらいです。依頼するタイミングとして消費財の納税対象になる1000万以上かどうかをいう人もいますが、そこは正直あまり関係ないです。
税理士が「不要」なフリーランス
必要な人と反対な人です。
- 利益がでてない。固定費削りたい。
- 会計処理がそこまで煩雑ではない。
- 事務処理が気分転換になる人。
- お金の流れを細かく知っておきたい人。
- 節税対策とかあまり気にしない人。
基本的に顧問税理士がいない方は会計ソフトで帳簿をつけると思いますがそこまで大変じゃないので大丈夫です。個人でシンプルなビジネスモデルの人は売上計算もしやすく、日々使ったお金をまとめておくだけなので。レシートを整理しやすくして溜まり過ぎないうちにソフトにうち込むだけです。
困るのは「これ経費になる?」「どこ勘定科目?」といったことくらいです。
ここで裏技
経費になる?とか、どの勘定科目?もそうですが、税理士さんがいないと困ったときに困りますよね。そこで一番頼りになる税のプロフェッショルに無料で相談する方法を教えます。どこにいますか、税のガチプロフェッショナルは?
そうです。勘がいいですね。
税務署に相談にいけばいいんです。税務署という存在は自営業者にとってなんとなく「敵」のような印象をもたれている方もいらっしゃいますが実は積極的に納税する姿勢がある人には限りなく丁寧です。そもそも脱税しよう!なんて思ってない人は、さっさと税務署いけばいんです。
味方につければ「最強」です。最新の税方も教えてくれるし、丁寧な方は基本的な節税方法まで教えてくれます。おためしあれ!
最後にフリーランスにおすすめの会計ソフトと税理士の探し方を紹介しておきます。
【経験則】フリーランスにおすすめの会計ソフトと税理士の探し方
フリーランスにおすすめの会計ソフト
有名どころは「MFクラウド」「弥生会計」「Free」とありますが、結論をいうと「freee」をすすめます。3社とも値段はほとんど変わらないですし、やることは同じです。
であれば「会計知識の乏しいフリーランス向け」である「freee」を使うのが失敗はないです。
そもそもFreeeは会計知識がない方むけに設計されたソフトなので、確定申告?勘定?なにそれ?って人の多いフリーランス向けなんです。なんせ「会計知識ゼロでも確定申告できる」がキャッチフレーズですからね。まず画面が操作しやすいしとっつきやすいです。途中で挫折してしまったらもともこもないですからね。
会計、超得意!って人以外はfreeeを使っておけば失敗はないです。売上あがって煩雑になったらどうで税理士さんに頼むわけですからそれまでは会計のプロになりたいって人以外はわかりやすいのをつかっておくのが一番です。
フリーランスにおすすめの税理士の探し方
最後に、税理士さんの探し方ですがこの記事で何度もふれたように良い税理士さんを見つけることはとっても大事です。
良い税理士さんに会いたかったら、良い探し方をしないと絶対ダメです。税理士さんは契約すると何年も付き合うことになるので、簡単にほいほい変えることができません。探し方で失敗するとえらいめにあいますよ!
けれどどうやってみつければ?って人向けに以下の記事に詳しく「ベストな方法」を書いているので参考にしてください。必読です。
おためしあれ!